【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 日系ヨコヅナ・プランニングは26日、日本産海産物の専門小売店「海彦シーフードをクアラルンプール(KL)スリペタリンに正式オープンした。
同小売店では北海道と豊洲から輸入した新鮮な海産物を、マレーシアで急速冷凍機械「ブラストチラー」で冷凍して販売している。営業時間は午前10時ー午後8時で、火曜日が定休日。同社はセランゴール州ケラナジャヤに作業場・倉庫兼卸売店舗を保有しており、その作業場に設置した「ブラストチラー」で急速冷凍を行っている。
「ブラストチラー」はマイナス40度の冷気を一気に放出することにより、細胞が変化するマイナス1度からマイナス5度の間を一瞬で通過して細胞を破壊せず冷凍する製法。通常の冷凍と異なり、解凍時にドリップが出ず、冷凍する前と同様の新鮮さを保つことができる。
同社はマレーシアBIZナビの取材に対し、現状を打破したい日本の漁師たちに海外への輸出機会を増やす一方毎日新鮮でリーズナブルな魚が届くような豊洲のような市場を将来的にはマレーシアに作りたいとコメント。また、日本食の料理人たちに海外で活躍できる機会を与えるべく、直営日本食レストランをオープンし、同社の食材を使った本物の味を提供したいとの意欲を示した。