【クアラルンプール】 カイリー・ジャマルディン保健相は3月30日、新型コロナウイルス「Covid-19」ワクチンの追加(ブースター)接種を済ませておらず4月1日にワクチン接種完了のステータスを失う対象者について、引き続きショッピングモール、職場、礼拝所への入場や店内飲食は可能だと発表した。
ただし、ワクチンの2回接種(カンシノ、ジョンソン・エンド・ジョンソンなどの1回接種ワクチンは1回接種)完了は必須であり、施設の所有者、運営者は、ワクチン接種完了者だけが出入りできるよう管理する必要がある。海外からの入国者は、2回接種に加え追加接種が必須となる。
カイリー保健相は、今回の決定は、追加接種の必要性がないことを意味しているのではないと強調。データによると、ワクチン初回接種から3ー5カ月経過するとコロナ感染予防効果はファイザーで20%、シノバックで48%低下するとし、追加接種により重症化リスクを低減できると述べた。
60歳以上の高齢者及び1、2回目にシノバック製を接種した成人(18歳以上)が3月31日までに追加接種を受けていない場合、4月1日以降「ワクチン接種完了」とはみなされなくなり、「MySejahtera」アプリ上の「ワクチン接種完了」ステータスが取り消される。カイリー保健相は24日、ステータスを失うのが約200万人になる見込みだと明らかにしていた。
(ザ・スター、3月31日、マレーメイル、フリー・マレーシア・トゥデー、3月30日)