エアアジアX、仁川線とニューデリー線を20日に再開

【クアラルンプール】 国際長距離線専門の格安航空会社、エアアジアXは、20日からクアラルンプール(KL)ー韓国・インチョン(仁川)線、KLーインド・ニューデリー線を再開すると発表した。
仁川線はKL発が水曜(午後10時25分発、翌日午前5時55分着)、仁川発が木曜(午前7時15分発、同午後1時5分着)の週1便、ニューデリー線は、KL発が水・日(いずれも午前9時35分発、同午前12時30分着)、ニューデリー発が同じく水・日(いずれも午後1時25分発、同午後9時25分着)の週2便でスタートする。両線ともまずは4月20日-6月30日の便について、24日までの期間限定でウェブサイトあるいはスーパー・アプリからの予約が可能。以降の便は順次追加される予定だ。
運賃は仁川線でKL発片道がエコノミークラスで659リンギから、プレミアムで2,199リンギから。仁川発がそれぞれ24万6,500ウォンから、79万9,500ウォンから。仁川線では、機内持ち込み手荷物が7キログラムまで無料となる。ニューデリー線ではKL発片道がエコノミークラスで484リンギから、プレミアムで1,699リンギから。ニューデリー発がそれぞれ8,389インド・ルピーから、2万4,225インド・ルピーから。
エアアジアXでは、クアラルンプール(KL) シドニー線を2月14日に再開しており、他路線の運航も段階的に再開する計画だ。
(ザ・スター、4月7日、ニュー・ストレーツ・タイムズ、4月6日、エアアジアX発表資料)

加藤産業、マレーシアに地域統括会社を設置

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 食品卸売などを手掛ける加藤産業(本社・兵庫県西宮市)は、マレーシアのTBEコンサルタントを買収すると発表した。4月1日の取締役会で決定した。
TBE社は加藤産業が今後の事業展開に必要なマレーシアにおける各種ライセンスなどを既に所有しており、地域統括会社として運用していく。買収予定額や時期については明らかにしていない。
加藤産業は既に、マレーシア首都圏及び半島北部にネットワークをもつグループ会社、レイン・ヒン・ホールディングスおよびマラッカを拠点として半島南部にネットワークをもつメリソン(M)を通じてマレーシア事業を展開しており、今回買収するTBE社を通じて両社の管理業務の集約化・一元化を図る。
加藤産業は、当社グループは、卸売業としての企業規模を確立するとともに、次代の成長を見据えて機能強化を図るため、特に経済成長に伴い小売市場が拡大するアジア地域において食品流通事業の展開を進めるとしている。

フェローテックHD、ケダ州に製造子会社を設立へ

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 フェローテックホールディングス(本社・東京都中央区)は6日、新たに製造子会社、フェローテック・マニファクチャリング・マレーシア(FTMM)を設立することを決定したと発表した。
FTMMをケダ州のクリム・ハイテクパーク内に開設し、金属加工、ロボット組立、石英・セラミックス加工製造、部品洗浄などを行う。設立予定は4月内で、資本金は2,500万米ドル(およそ31億円)。フェローテックホールディングスが30%出資し、同社の完全子会社である米国のフェローテックが40%、中国の杭州大和熱磁電子有限公司が30%それぞれ出資する。最高経営責任者(CEO)には、宮永英治氏が就任する。
フェローテックは、マレーシア、シンガポールに販売会社を設立し顧客開拓を進めてきたが、同地区の顧客企業、潜在顧客からの製造拠点設立への期待を寄せられたこともあり、同地区に製造拠点を設けることで、より顧客ニーズを取り込み事業拡大が可能であると判断した。また、顧客支援体制づくりに加え、半導体製造装置分野における先端材料製造・組み立ての世界的リーダーとしての地位を確立するための能力を獲得する絶好の機会であると考えているという。子会社設立先として、ケダ州クリム・ハイテクパークに決定した理由について、フェローテックは、複数の候補地を検討した結果、土地コスト、広さ、土地の形(使いやすさ)、交通の便等を考慮して決定したと述べた。

新型コロナの感染者数は1万2105人、病床使用率は62.5%

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は、6日の新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数は1万2,105人だったと発表した。累計感染者数は428万591人となった。
新たに564人が入院。うちカテゴリー1(無症状)、カテゴリー2(軽度の症状)が343人、重症患者とされるカテゴリー3(肺炎の症状)、カテゴリー4(酸素吸入が必要)、カテゴリー5(人工呼吸器を装着する必要)は221人だった。
新たに2万1,029人が回復し、累計治癒者は408万3,183人となった。死者数は32人で、累計は3万5,192人。アクティブ感染者は、前日から8,956人減って16万8,343人となった。うち97.6%が自宅、0.2%が低リスク者用隔離・治療センター(PKRC)、2.0%が医療機関、0.2%が集中治療室(ICU)で療養中となっている。病床使用率は62.5%に上昇した。
同日午後11時59分時点のワクチン接種完了者数は、2,585万4,686人で、接種率は79.2%。ブースター接種完了者は1,588万8,368人で、接種率は48.7%だった。
1人の感染者が何人に感染を広げる可能性があるかを示す基本再生産数(R0/RT)は0.86で前日と変わらなかった。全ての州・地域で1.00を下回った。
また新たに発生したクラスターはゼロで、現在感染者を出し続けているアクティブなクラスター数は151カ所に減った。

ホンリョンヤマハ、「Y15ZR」の2022年度版を投入

【クアラルンプール】 ヤマハ二輪車販売のホンリョン・ヤマハ・モーターは、小型バイク「Y15ZR」の2022年モデルを投入した。
  自動車関連ポータルサイト「ポールタン」によると、従来モデルと同じ、排気量150ccの水冷SOHC単気筒エンジンを搭載。最大出力15.4PS/8,500rpm、最大トルク13.8Nm/7,000rpmを発揮する。2020年度版から変更が施されたのはコックピットで、ヘッドライトとDRL(昼間点灯ライト)にLED、スピードメーターにモノクロ液晶パネルをそれぞれ新採用した。車体カラーも刷新し、2020年版のマット・チタン、シアン、レッド、ブルーからシアン、ブルー、グレー、グリーンに変更となった。
 価格は、アップデートに伴い2020年版の8,168リンギから8,498リンギ(登録料・保険料除く)にアップした。走行2キロメートルまたは2年間の保証が付属する。新モデル発表を記念し、盗難防止用のブレーキ・ディスクロックをプレゼントするキャンペーンも実施中だ。
(ポールタン、4月5日)