【クアラルンプール】 ロシアのコンピューターセキュリティー会社カスペルスキーによると、マレーシア人消費者の72%が中小企業(SME)のデジタル決済導入を望んでいると答え、シンガポールとフィリピンの回答率(68%)を上回った。
カスペルスキーは、マレーシア、シンガポール、タイ、インドネシア、フィリピンを含む東南アジアにおいて調査を実施、デジタル決済に関する意見や課題について尋ねた。
マレーシアでは70%が「デジタル決済を利用できる店舗でより多くの買い物をすると思う」と答え、東南アジア地域で最も回答率が高く、平均回答率の59%を大きく上回った。また「デジタル決済を導入することで事業の売り上げは上がると思う」との回答は68%で、こちらも平均の64%を上回る結果となった。
SMEは「インターネットの問題や端末を用意できないためデジタル決済を導入できないと思う」との回答は21%で、回答率はシンガポールに次いで2番目に低く、5カ国の中ではデジタル化が進んでいる国であることがわかった。
(ザ・サン、4月20日、マレーシアン・リザーブ、4月19日)