【シャアラム】 シャープ・エレクトロニクス・マレーシア(SEM)は、同社のスマート教室ソリューションの研修プログラムの提供に関して、教育省傘下企業のヤヤサン・グル・マレーシア(YGMB)との間で覚書を締結した。
研修では、全国の国立学校の教師にインタラクティブ・ホワイトボードの使用方法を伝え、インタラクティブなオンライン授業やハイブリッド学習を可能にする、スマート教室ソリューションの導入を支援する。
 覚書締結式においてYGMBのワン・ムナディ最高経営責任者(CEO)は、研修プログラムを通じて、教師のデジタル教育スキルや教育の質も大幅に向上すると考えていると言明。教育改革支援のため、提携先企業を増やしていきたいとした。
 一方でシャープの専務執行役員兼アジア・オセアニア代表の橋本仁宏氏は、学校教育のデジタル変革は喫緊の課題で、最新技術や革新的なスマートソリューションを活用することで、生徒は従来の教室の枠を越えて視野を広げることができると指摘。その上で、誰一人取り残さないとし、効果的な学習環境を確立するために教育関係者と協力することがシャープの社会的責任だと述べた。
SEMはまた、クランタン州の国立ダト・ペルダナ中学校にスマート教室ソリューションを提供。SEMとYGMBは、今後も教師のデジタル技術を向上させ、質の高い教材を開発できるようにする取り組みを続ける計画だ。
(ザ・スター電子版、5月19日)