【クアラルンプール】 UMWトヨタ・モーター(UMWT)は、2023年4月の販売台数が前年同月比3%マイナスの6,767台(トヨタ車が6,681台、レクサス車が86台)となったものの、年初4カ月では前年同期比9%増となったと明らかにした。

ラビンドラン社長は、4月は祝祭日の影響で営業日が少なかったにも関わらず、中間目標達成に向けて順調に進んでおり、前年比で力強い成長を維持する自信があると表明。第1四半期に発表した新モデル、特に国内組み立ての第4世代のBセグメント・セダン「ヴィオス」に対して良い反応も得ていることから、新モデルの同社の事業成長への継続的な貢献に期待しているとした

またラビンドラン社長は、グループ企業のダイハツ工業(本社・大阪府池田市)が行っていた海外向け車両の認証手続きで不正が発覚した件に触れて、「ヴィオス」は対象車とされているものの、安全基準と品質に全く問題がないと改めて強調。UMWTは、安全を常に最優先事項としていると述べた。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、5月9日、ポールタン、5月8日)