【クアラルンプール】 運輸省は3月28日、ハリラヤ(断食月明け大祭)の直前である4月8ー9日に、自家用車(クラス1)の高速道路通行料を無料にすると発表した。

無料となる期間は、4月8日午前12時1分から9日午後11時59分まで。全国の全高速道路が対象となるが、国境にあたるジョホール州バングナン・スルタン・イスカンダル(BSI)とタンジュン・クパンは例外となる。2日間で3,760万リンギの経済効果がもたらされる見込みだという。

アレキサンダー・ナンタ・リンギ公共事業相は、通行料が無料になることにより1日あたり246万台の車両が増加すると予想されているとし、期間中の混雑を緩和するため、ピーク時に緊急車線を全車両に使えるようにする「スマートレーン」を高速道路18カ所で稼働させると説明。二輪車が緊急車線を利用する際には、時間帯によって自動車もその車線を利用している可能性があると注意を促した。
(ザ・スター電子版、ニュー・ストレーツ・タイムズ電子版、マレー・メイル、ベルナマ通信、3月28日)