【ジョージタウン】 英字紙「ザ・スター」が入手したプロジェクト文書によると、2026年5月までにペナン島に水上タクシーが導入される。料金は1.3ー15.9リンギの範囲に収まる見込み。

ストレーツキー、ウェルドキー、パンタイ・ジェレジャック、バトゥ・マウンの埠頭を結ぶ6つのルートを、15ー45分間隔で運行する。乗客20人、乗組員2人が乗れるボートを使用し、合計14隻のボートと2隻の救助ボートを配備する。

資料によると、プロジェクトの事前開発費は690万リンギ、開発費は5,310万リンギ。既存の4つの桟橋の整備に加え、イベントスペースや水上マーケットも設置する。開発は2期に分け実施され、第1期では、来年7月までにストレーツキーとパンタイ・ジェレジャックの桟橋を公共交通向けに改良する。第2期ではウェルドキーとバトゥ・マウンの桟橋を整備し、2026年第1四半期の完成を目指す。

ペナン州都市計画委員会のジェイソン・フン委員長は、本プロジェクトの入札に向け、5月中に正式なオファーレターを関係企業に送るとし、落札者には、プロジェクト実施のための意向表明書(LOI)が送られると述べた。企業が開発を担当するため、ペナン州政府の財政負担はないとしている。

フン委員長は、ペナン島の人口が増加し、都市化が進む中、効率的で持続可能な交通手段の必要性がこれまで以上に高まっているとし、水上タクシーサービスは、道路混雑を緩和し、主要観光スポットをシームレスにつなぐことができると述べた。
(ザ・スター、3月29日)