【クアラルンプール=アジアインフォネット】 カードゲームのブシロード(本社・東京都中野区)は3日、印刷製造やパッキング部材の製造に携わる日系企業の五輪テクニカル・インダストリー(マレーシア)の株式を取得し、連結子会社化したと発表した。

シンガポール子会社であるブシロード・インターナショナルを通じ、五輪テクニカルの株式75%を取得した。

ブシロード・グループは IP(知的財産)を軸にアニメ、ゲーム、音楽、イベント、マーチャンダイジング(MD)など、様々な事業展開を行うIPデベロッパーを基本戦略としている。昨今のグローバル市場において同社の祖業であるトレーディングカードゲーム(TCG)はますますの盛り上がりを見せており、国内・海外とも市場規模は年々拡大してきている。そのため、同社TCGの「ヴァイスシュヴァルツ」英語版や「カードファイト!!ヴァンガード」英語版などの製造を長年行っている五輪テクニカルの株式を取得し、連結子会社化することを決定した。

ブシロードは、五輪テクニカルの連結子会社化により、TCGの製造において安定的な体制を強固なものとするとともに、同社TCGを全世界へより広めてゆくための重要な拠点としての機能を果たすことを期待しているとした。