大木工藝、1.4億リンギを投じクランタンに炭化施設を建設へ

【コタバル】 廃棄物の炭化に取り組む大木工藝(本社・滋賀県大津市)は、1.4億リンギを投じ、クランタン州で廃プラステックの炭化施設を建設する計画だ。

1日に大木工藝の大木武彦 代表取締役が率いる代表団の訪問を受けたクランタン州のイザニ・フシン地方自治・住宅・保健委員長によると、新施設ではカーボンプレートやコンデンサーに使用される電極、フィルター、断熱材など、炭素を材料とする製品向けの活性炭を生産する。地元大学と共同研究を行い、国内企業に適した新炭素系製品の開発も目指す。

大木工藝はまた、州政府傘下の固形廃棄物管理会社と協力し、タナメラ、パシル・マス、マチャンの埋立管理システムのアップグレードにも取り組む。埋立地の問題解決や新規雇用機会の創出、技術移転、州政府の収入増につながることが期待されている。

大木工藝は龍谷大学などとの共同研究により、プラスチックごみを原料とした炭素製品などを開発。取得特許数は181件に及ぶ。
(ベルナマ通信、3月3日)

農業のPLSとマイファーム、ドリアン栽培で合弁設立契約

【クアラルンプール】 アブラヤシ農園のPLSプランテーションズは、総合農業コンサルティングのマイファーム(本社・京都府京都市)との間で、ドリアン栽培を行う合弁企業(JV)、アカル・バラト・ジャヤの設立に向けて契約を設立した。

JV設立契約は、PLSプランテーションズの51%出資子会社PLS-LESBと、マイファームのマレーシア子会社であるミレニアム・アグリカルチャー・テクノロジー(MAT)を通じて契約したもので、マイファーム側の投資額は2億1,000万リンギ。PLS-LESBが51%、MATが49%を保有する。JV評価額は4億2,900万リンギで、日本企業によるマレーシアのドリアン栽培への投資としては最大規模となる。JVはパハン州ラウブの1,000ヘクタールの土地において、ドリアン生産の他、農業や水産養殖事業を行う。

マイファームの西辻 一真代表取締役は、持続可能な慣行栽培を促進すると同時に、農業における環境への影響を軽減して、食品の安全性を確保することを目指すとコメント。マレーシアと日本との友好関係には長い歴史があり、同事業がさらに二国間の関係を強化し、すべての人に持続可能性や未来の繁栄をもたらすことができると信じていると述べた。

またPLSプランテーションのナジル・ラザク会長は、同事業はマレーシアで主要な農産食品企業になるための最初のステップだとコメント。日本の技術や専門知識の移転促進により、輸出向けの農業および水産養殖業者としての能力向上につながると期待しているとした。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、ザ・スター・ザ・サン、3月6日、エッジ、3月5日)

イオン(M)、プトラジャヤのIOIシティモールに新店舗

【クアラルンプール】 イオン・マレーシアは2日、新店舗をプトラジャヤの「IOIシティ・モール」に正式オープンした。

IOIシティ・モール店は、1階に国内最大規模のインテリア売り場を設置し、ホームインテリアや家具を豊富に取り揃えているのが特徴。同じく1階に、国内外のブランドを取り揃えた化粧品売り場を設け、スキンケアやメイクアップ商品、香水などを紹介している。日本発の機能性インナーウェア、カジュアルウェアの専門店「インナーカジュアル(iC)」をはじめとするファッションブランドや「ポケモン」コーナーも入居し、ハイエンドな家庭用品の品揃えも充実。また、他のイオン店舗と同様に、トップバリュ商品を扱い、食料品、日用品、生活必需品など、高品質で多様な商品を提供している。スーパーは1月12日に先行オープンしていた。

イオン・マレーシアは、新店舗がマレーシア経済の成長や小売業界の積極的な発展に寄与すると確信していると述べた。

イオン・マレーシアは現在、全国で「イオンモール」28店舗、「イオンストア」35店舗、「イオン・ビッグ」21店舗、高級スーパー「マックスバリュプライム」9店舗、ドラッグストア「イオンウェルネス」65店舗、100円ショップ「ダイソー」44店舗を展開している。
(ザ・スター電子版、2月24日)

丸紅、「ティムホートン」をマレーシアなどで展開へ

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 丸紅(本社・東京都千代田区)は2月28日、カナダ・トロントに本社を置くファストフード・ベーカリー・カフェ事業者であるレストラン・ブランズ・インターナショナル(RBI)との間で、RBIが展開するカナダ発大手コーヒーチェーン「ティムホートンズ」のマレーシア、シンガポール、インドネシア3カ国における店舗開発・運営について合意したと発表した。

契約は丸紅のシンガポール子会社丸紅グロース・キャピタル・アジア(MGCA)を通じて交わしたもので、マレーシア事業については、マレーシア当局からの認可取得後に改めて契約を締結する予定だ。

「ティムホートンズ」は、1964年に創業されたコーヒーチェーンで、高品質なコーヒーと豊富なフードメニューが消費者から支持され、14カ国で5,600以上の店舗を展開している。

丸紅は、地場のニーズに合わせた店舗およびメニューを開発しながら、世界的な人気を誇るコーヒーショップを展開し、東南アジアのコーヒー市場の成長を取り込む計画だ。

 

ホンダマレーシア、最大で4千リンギの割引キャンペーン実施

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 ホンダ・マレーシアは3月、最大で4,000リンギを割り引くキャンペーン「コンシ・ベルサマ・リワーズ」を実施する。
3月1ー31日に新車登録することが条件で、割引対象はDセグメント・セダン「アコード」、コンパクトスポーツ多目的車(SUV)「CR-V」、Bセグメント・セダン「シティ」と「シティ・ハッチバック」の4モデル。全て2023年モデルとなる。

「アコード」は、3,500リンギの払い戻しと、500リンギの現金ボーナス支給により、最大で合計4,000リンギの割り引きを受けることができる。その他のモデルは、「CR-V」が、払い戻しが2,500リンギ、現金ボーナス500リンギで、合計3,000リンギ。「シティ」は、払い戻しが1,500リンギ、現金ボーナス500リンギで、合計2,000リンギ、「シティ・ハッチバック」は払い戻しが500リンギ、現金ボーナス500リンギで、合計1,000リンギとなる。

同キャンペーンは、4月下旬のハリラヤ(断食月明け大祭)に向けて実施するもので、詳細についてはホンダのディーラーを訪れるよう呼びかけた。

 

ニチレイロジ、マレーシアの低温物流会社を完全子会社化

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 ニチレイロジグループ(本社・東京都千代田区)は1日、株式の40%を保有しているマレーシアの低温物流会社、NLコールド・チェーン・ネットワーク(M)(NLCCN)の残余株を2月28日付けで取得し、完全子会社化したと発表した。

ニチレイロジは2018年6月、政府系投資会社、カザナ・ナショナルの子会社、アグリフード・リソーシズからコールド・チェーン・ネットワーク(M)株40%を取得。同社名をNLCCNに改称し、マレーシアにおける低温物流事業に参入していた。

セランゴール州プチョンに所在するNLCCNの設立は2002年で、資本金は6,238万リンギ。主な事業は、冷蔵・冷凍倉庫業、利用運送業で、冷蔵倉庫設備能力は4万4,235トン(冷凍2万8,684トン・冷蔵1万645トン・常温4,906トン)。2022年度の売上高は3,627万リンギだった。

ニチレイロジグループは、2022年にはリット・タット・エンタープライズ及びリット・タット・ディストリビューションへの出資を発表。資産管理会社、NLリット・タットへの49%の出資により物流事業を展開してきた。今回のNLCCNの完全子会社化を機に、経営判断の迅速化による適切な事業投資を通じてマレーシア事業のさらなる拡大を図る。

ちとせグループの藻類大量生産施設、4月に操業開始へ

【クチン】 2020年からサラワク州で建設中の微細藻類大量生産施設「ちとせカーボン・キャプチャ・セントラル(C4)」が4月に操業を開始する見通しだ。建設工事は完了しており、今後2年程度で実証実験が行われる。

C4は、ちとせグループ(本社・神奈川県川崎市)の中核企業であるちとせ研究所が、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)からの委託事業として、サラワク生物多様性センター(SBC)、電力会社サラワク・エナジー、エネオスと共同でサラワク州クチンの石炭火力発電所の敷地内で建設を進めていた。敷地面積は現在約5ヘクタールだが、3年後に100ヘクタール、2030年に2,000ヘクタールに拡大する計画だ。

ちとせ研究所の星野孝仁最高経営責任者(CEO)兼チーフ・バイオエンジニアは、英字紙「ボルネオポスト」の取材に対し、C4プロジェクトは2024年度末までの5年間、NEDOから約25億円(8,000万リンギ)の資金援助を受けており、2025年以降、C4を様々な製品の商業生産に活用していく計画だと述べた。微細藻類は、ジェット燃料、プラスチック、塗料、界面活性剤、トラック燃料、タンパク質、飼料・食品、医薬品・化粧品などへの加工が可能だが、特に2027年からジェット燃料へのバイオ燃料混合が義務づけされるため、微細藻類から持続可能な航空燃料(SAF)を大量生産できれば、東南アジアだけでなく、米国や欧州にも輸出できるようになると述べた。

星野CEOはまた、サラワクは年間を通じて気温が高く、淡水が豊富で、台風や地震などの自然災害が少ないことから、微細藻類の培養に適した場所として選ばれたと強調。商業的にも、日本、台湾、中国、シンガポールなどの主要市場にアクセスできる戦略的な立地にあり有能で熟練した地元の労働力を利用できることが大きな魅力だと述べた。
(ボルネオポスト、ザ・バイブス、2月28日)

マレーシア味の素、第3四半期は増収も純利益は77.6%減

【クアラルンプール】 マレーシア味の素の第3四半期(2022年10ー12月)の売上高は、前年同期比8.93%増の1億4,617万リンギだったが、純利益は同77.6%減少の230万リンギだった。

マレーシア味の素が24日付けでブルサ・マレーシア(マレーシア証券取引所)に宛てた声明によると、消費財事業で売上がアップしたが、材料費、人件費、販促費の増加や、ネグリ・センビラン州セレンバンへの工場移転費、120万リンギのイスラム金融費が響き減益となった。

2022年4ー12月の売上高も、消費財事業、産業事業両部門が貢献し前年同期から24.1%増の4億4,583万リンギで、純利益は同87.2%減の439万リンギと増収減益だった。

マレーシア味の素は今後の見通しについて、インフレ圧力、不安定な為替レート、主要原材料価格の高騰により厳しい状態が続くと説明。事業成長を維持するために、今後も売上高の増加やコスト管理の強化に引き続き努め、景気の動向を注視するとした。
(エッジ、2月24日)

三菱自動車(M)、サラワク州ビントゥルに新4Sセンター開設

【クアラルンプール】 三菱モーターズ・マレーシア(MMM)は、サラワク州ビントゥルに4S(販売、サービス、部品交換、板金塗装)センターを開設。MMMがサラワク州に有するショールームは7カ所となった。

認定ディーラーのオートパシフィカが運営するもので、敷地面積は1万平方フィート。サービスベイは5基で、ラウンジにはWif接続やキッズコーナーを備え、自動車保険の更新や中古車下取りにも対応する。営業時間は、月ー土曜は午前8時ー午後5時、日曜は午前10時ー午後2時。

オートパシフィカはミリにも店舗を有しており、3月末にはコタ・サマラハンに3店舗目をオープンする計画だ。

MMMの池田真也・最高経営責任者(CEO)は、オートパシフィカについて、2007年に三菱自動車のディーラーとして営業を開始した馴染み深いディーラーだとし、ピックアップトラック「トライトン」を売上ナンバー2の座に押し上げることに貢献してくれたことに感謝すると言明。今後も顧客ニーズに応え、サービスやブランド体験を充実させていくと述べた。
(ポールタン、2月27日)

福山通運、現地子会社がシャアラムで新倉庫を起工

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 福山通運(本社・広島県福山市)は、マレーシア子会社のE.H.ウタラ・ホールディングスが21日にセランゴール州シャアラムで新倉庫の起工式を行ったと発表した。

声明によると、投資額は15億円。建設地はスバン工業団地内で、地上2階建て鉄骨造、敷地面積1万5,532平方メートル、延床面積1万6,190平方メートルとなっている。2024年1月の完成を予定している。

福山通運は、新倉庫の立地がマレーシア国内最大規模となるポートクランおよび首都クアラルンプールへのアクセスに優れ、物流拠点として需要の高い地区にあると強調。今後、東南アジア地域でのネットワークを更に強化するとともに、多様化する顧客ニーズに対応するためよりきめ細やかな物流サービスを提供していくとしている。