【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 日本通運グループ(NXグループ)のマレーシア法人、NXマレーシア(旧称・マレーシア日本通運)は1日、クアラルンプール新国際空港(KLIA)自由商業ゾーン(FCZ)内に航空貨物用の新倉庫を開設した。
新倉庫の面積は約5,900平方メートルで、マレーシア航空(MAS)貨物輸送業者コンプレックス内にある既存の約3,800平方メートルの倉庫スペースと合わせて、作業、貨物保管スペースは約9,700平方メートルに拡大する。これにより月間2,500トンほどだった取扱量が5,000トンに拡大すると見込んでいる。
既存倉庫を輸入用及びロジスティック専用、新倉庫は輸出専用とし、輸出貨物を▽北米▽欧州▽アジア▽日本――の4エリアごとに仕分けして航空会社に代わって梱包し搬出する。貨物の搬入から仕分け、梱包までの作業動線を一直線化し、ローラーベッドを活用することで処理のスピードアップを図る。また安全に輸送するためTAPA(輸送資産保全協会)の認証を取得する予定だ。