【クアラルンプール】 二輪車製造のモトシカル・ダン・エンジン・ナシオナル(モデナス)の販売子会社、エダラン・モデナス(EMOS)は、昨年11月に引き継いでいた「カワサキ」ブランド二輪車の営業を4月1日付けで正式に開始した。

「カワサキ」ブランドの二輪車はこれまでKMSBモーターズ(旧カワサキ・モーターズ・マレーシア)が販売代理店となっていたが、川崎重工業が2019年4月にモデナスへの出資比率を30%に引き上げたことにともない、独占販売権が昨年10月1日付けでEMOSに移行。6カ月にわたる移行準備を進めていた。川崎重工業とモデナスは1996年から30年以上の提携関係にある。

 モデナスは「カワサキ」ブランド販売開始に向け、全国に13店舗のディーラーネットワークを構築しており、今後段階的に新たな「カワサキ」専用ショールームを立ち上げる計画だ。一部のモデルについてはマレーシアでの国内組立を開始する予定で、大排気量の大型バイクについては日本から輸入する。また「カワサキ」ブランドのスペアパーツやアクセサリーの販売開始も予定している
(バイブス、4月3日、ポールタン、4月1日)