【クアラルンプール】 マレーシア電気自動車オーナーズ・クラブのシャハロル・ハルミ会長はベルナマ通信との会見で、電気自動車への関心に高まりがみられるが、充電施設の不足など課題もあるとの認識を示した。
現在利用されている電気自動車は推定500台だが、シャハロル氏によれば、運行が静かでスムーズなため、所有を希望する人が増えている。
政府は電気自動車に対し、輸入税、物品税、道路税を免除しており、市場では多様なブランドが売られている。
電気自動車の強みは二酸化炭素を排出しないことで、運輸面での低炭素社会を目指す政府計画にも沿っているという。
課題もある。電気自動車を利用しやすい環境の整備でインドネシア、タイ、シンガポールに後れを取っていることで、これらの国は電気自動車、電池の現地組み立てを奨励する措置を講じている。
また免税措置を考慮しても依然、高額なことと、充電施設の不足も課題だ。
(ポールタン、マレーシアン・リザーブ、4月15日)