【クアラルンプール】 冷凍食品メーカーのカワン・フードは21日、第2製造施設を建設するため、セランゴール州シャアラムの合計面積7.08エーカーの土地を5,046万リンギで購入すると明らかにした。
ブルサ・マレーシア(マレーシア証券取引所)に宛てた声明によると、完全子会社のカワン・フード・マニュファクチャリングが、RGPウエアハウス・ソリューションズから3区画の土地(合計4.07エーカー)を2,894万リンギで購入する売買契約を締結した。またセランゴール州開発公社(PKNS)からも合計3.01エーカーの土地2区画を2,152万リンギで取得するために手続き中だ。資金は内部資金および外部借入金でまかない、今年第4四半期までに土地取得手続きを完了する見込み。
第2製造施設では、冷凍・冷蔵・常温食品に対応するロボット自動倉庫などの新技術を導入する。新施設により製品の多様性を高め、シャアラムの交通利便性の高さから物流コストの削減も期待できるという。
カワン・フードは、今回の土地取得は、事業拡大や多角化、新分野開拓、植物由来のチルド製品などへの展開といった企業戦略に沿ったものであり、より大きな経済価値を生み出し、収益力を高める機会につながるものだと述べた。
(ザ・スター、4月22日、エッジ、4月21日)