【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 伊藤忠商事(本社・東京都港区)は24日、国営石油会社ペトロリアム・ナショナル(ペトロナス)の子会社ペトロナス・エナジー・カナダ(ペトロナス・カナダ) とインフラ大手地場企業加インター・パイプラインとの間で実施中の、カナダ・アルバータ州におけるブルーアンモニア・ブルーメタノール製造販売の共同事業化調査について、プラントの概念設計が完了し、基本設計への移行判断に向けた詳細スタディを開始したと発表した
同プロジェクトでは、脱炭素社会実現に向けた世界最大級のブルーアンモニア、ブルーメタノールの製造および供給体制の確立を目指す。事業化調査においては、コストの積算、製造プロセスの評価、西カナダを輸出港とした製品輸送の最適化等を実施。アンモニア、メタノールのプラントを併設し、水・電気・蒸気・排水処理等のユーティリティ設備の共有化により、コスト削減を図る。2024年着工、2027年の商業生産開始を目指す。
伊藤忠商事は、本取り組みを通じて持続可能なエネルギーシステム構築を加速し、中期経営計画の基本方針である「『SDGs』への貢献・取組強化」を着実に実行し、低炭素化社会の実現を目指す方針だ。