【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 機械製造を手掛けるCKD(本社・愛知県小牧市)は8日、マレーシア・ケダ州に新子会社、CKDマレーシアを設立し、同子会社を通じて同州クリム・ハイテク・パークにて土地・建物を取得すると発表した。

取得するのは同パーク第三期にある面積約8万7,400平方メートルの土地と建屋面積約1万5,800平方メートルの工場建屋で、総投資額は約40億円。マレーシア投資開発庁(MIDA)の支援を受けて手続きを進めており、管轄官庁の承認を受けた上で5月中の取得を目指す。2024年末の稼働開始を予定している。

CKDは声明の中で、中長期的な成長や企業価値向上を考え、将来に向けた事業基盤を築くための投資を進めているとコメント。CKDマレーシアの設立および不動産の取得により、アジア地域における機器製品の需要拡大を見据え生産体制の強化を図るとした。

CKDは1984年、セランゴール州シャアラムに子会社、M-CKDプレシジョンを設立している。