【クアラルンプール】 多国籍自動車メーカーのステランティス・マレーシアは今年、マレーシアでディーラー網を拡大していく方針で、東マレーシアにおける5店舗を含め、少なくとも28店舗を新たに設置する計画だ。3月1日付けで正式に設立されたステランティス・マレーシアは現在、半島部に8店舗、東マレーシアに1店舗展開している。
ステランティス・マレーシアは現時点で、プジョー、シトロエン、ジープ、電気自動車(EV)の中国リープモーターの4つのブランドに注力する方針で、厳選された各ブランド・モデルをマレーシア市場および近隣諸国への輸出向けにケダ州グルンの工場で組み立てる計画だ。
販売台数が多くないことから、通常ブランドごとに独立した店舗でおこなう販売は投資に見合わない可能性があるため、南アフリカで採用しているようなマルチ・ブランド販売方式をマレーシアでも採用する。
大型の店舗で様々なブランドを扱うというもので、アフターセールス・サポートも同じくすべてのブランドに対して提供していく戦略だ。
(モタオート、4月4日)