DRBハイコム、「自動車ハイテクバレー計画」を発表

【タンジュン・マリム】 国民車メーカー、プロトンの親会社DRBハイコムは12日、ペラ州タンジュン・マリムで大型プロジェクト「自動車ハイテクバレー(AHTV)」計画を発表した。
タンジュン・マリムを電気自動車(EV)メーカーや部品サプライヤーの拠点とし、電動化、人工知能、自律走行技術、先進的な接続性などの先端技術を導入することを目的とする。建設段階で約37万人、操業開始後の第1期には16万人以上の雇用機会を創出する見込み。工業団地や商業施設などの周辺事業も含めると、2030年までに320億リンギの経済効果が期待できるという。
DRBハイコムは、ペラ州政府との間でAHTVの建設に適した土地を共同選定することを目的とした覚書(MoU)を締結。また、同じくプロトンの主要株主である中国・吉利汽車との間でも、AHTV開発および投資家やサプライヤーの募集を共同で行なうためのMoUを締結した。
タンジュン・マリムはプロトンの本拠地であり、プロトンは「タンジュン・マリムをASEAN地域の自動車産業のハブとする」という目標を掲げている。現在、プロトンのタンジュン・マリム工場周辺地区は4,000エーカーの広さを有し、スルタン・イドリス大学、サプライヤー施設、商業施設、住宅などもある。AHTVに対しては別途土地を追加する予定で、研究大学の設置も計画されている。
(ポールタン、ベルナマ通信、4月12日)

UMWトヨタ、サイバージャヤに3Sセンターを開設

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 UMWトヨタ・モーターは11日、セランゴール州サイバージャヤに新たにトヨタ3S(販売、サービス、部品交換)センターを開設したと発表した。
販売ディーラーのオートモビル・セジャテラ(OSSB)が、ジャラン・オートモビルで運営するもので、板金塗装サービスも提供する。3階建ての店舗内にサービスベイ7基を設置した他、軽食や無料WiFiが利用できるラウンジ、車内で待つことができる待機場も用意した。営業時間は、月ー金が8時ー17時30分、土が8時ー14時。
UMWトヨタのラビンドラン・クルサミー社長は、各販売店舗で顧客に最高の体験を提供することが自社の責任であり、購入からアフターサービス、次の購入に至るまでの全ステップでトヨタらしさを感じてもらうことが重要だと考えていると言明。「新3Sサービスセンターでは、トヨタ・ブランドをより身近に感じて頂き、必要なときにシームレスなサービスを利用していただきたい」と述べた。

ホンダ(M)、「シティハッチバック」の派生モデルを発表

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 ホンダ・マレーシアは12日、Bセグメント・ハッチバック車「シティ・ハッチバック」の派生車「V-センシング」の発売を開始した。
「V-センシング」を投入したことで、昨年11月に発売を開始した「シティ・ハッチバック」の派生車は、ハイブリッドモデル「RS e:HEV」と合わせて2モデルとなった。「V-センシング」には、フロント・ワイド・ビュー・カメラなどの安全運転支援システム「ホンダ・センシング」を搭載した他、車間距離制御装置(ACC)や衝突軽減ブレーキ(CMBS)、前方衝突警告(FCW)など7つの機能を装備した。エンジンには排気量1.5リットルの「DOHC i-VTEC」と無段変速機(CVT)を搭載し、最大出力121PS、最大トルク145Nmを発揮する。価格は売上サービス税(SST)抜きで9万1,708.51リンギから。
4月1日付で就任した吉村宏信 社長兼最高経営責任者(CEO)は、「シティ・ハッチバック」のバリエーションが2モデルとなったことで、さらに顧客に付加価値を提供できると信じていると述べた。

新型コロナの感染者数は9002人、4日ぶりに前日を上回る

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は、12日の新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数は9,002人だったと発表した。3日連続で1万人以下を維持したものの、4日ぶりに前日を上回った。累計感染者数は434万2,559人となった。
新たに394人が入院。うちカテゴリー1(無症状)、カテゴリー2(軽度の症状)が232人、重症患者とされるカテゴリー3(肺炎の症状)、カテゴリー4(酸素吸入が必要)、カテゴリー5(人工呼吸器を装着する必要)は162人だった。
新たに1万6,986人が回復し、累計治癒者は418万763人となった。死者数は30人で、累計は3万5,341人。アクティブ感染者は、前日から8,014人減って12万6,455人となった。病床使用率は60.2%に下降した。
同日午後11時59分時点のワクチン接種完了者数は、2,691万8,446人で、接種率は79.7%。ブースター接種完了者は1,594万2,215人で、接種率は48.8%。1人の感染者が何人に感染を広げる可能性があるかを示す基本再生産数(R0/RT)は0.84で横ばいだった。
新たに発生したクラスターは3カ所で、全て教育機関(セランゴール州、ネグリ・センビラン州、クランタン州)で確認した。現在感染者を出し続けているアクティブなクラスター数は117カ所に減少した。

格安航空ファイアフライ、今後2ー3年でジェット機7機追加へ

【ジョージタウン】 マレーシア航空グループ(MAG)子会社で、格安航空のファイアフライは、国内に加え、東南アジア諸国連合(ASEAN)やアジア太平洋地域でのサービス提供を目指し、今後2ー3年でジェット機7機を段階的に追加する計画だ。
MAGのイザム・イスマイル最高経営責任者(CEO)によると、ファイアフライは現在、ナローボディ・ジェットのボーイング「B737-800」機3機を保有し、ペナン国際空港(LTAPP)を拠点に運航している。国内便と短距離便は需要が拡大する見込みであることから、LTAPPを拠点に北部地域の渡航需要に応える。新機を更に投入することで航空網を拡大し、ペナン経由の旅客を呼び込むことで、経済、貿易、観光産業を活性化させる計画だ。
ファイアフライはまた、11日からペナンージョホールバル線、ペナンーコタキナバル(KK)線、ペナンークチン線の運航を再開。ペナンージョホールバル線では1日2往復、ペナンーKK線およびペナンークチン線では1日1往復運航し、25日からはペナンージョホールバル線は1日3往復、ペナンーKK線およびペナンークチン線は1日2往復に増便する。ファイアフライはまた、17日までの期間限定キャンペーンとして、2022年10月までの国内線予約に対して30%の割引を提供している。
(ベルナマ通信、4月11日)

シャトルバス配車「クムプール」、PJでサービス提供開始

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 シャトルバスの配車・予約サービスアプリ「クムプール」が11日、セランゴール州ペタリンジャヤでサービスを開始した。
同社のサービスは、ジョホール州でバスサービスを提供するコーズウェイ・リンクの子会社が提供するオンデマンド型シャトル・サービス。停留所を設置して、利用客の乗降リクエストに合わせて走行する。フィーダーバスなど公共交通機関が運行していない場所でサービスを提供し、安心安全な移動手段を提供することを目的としている。
これまではジョホール州ジョホールバル、セランゴール州スバンジャヤのみでサービスを提供していた。ジョホールバルとスバンジャヤでは、それぞれ200カ所以上の停留所を設置しており、ペタリンジャヤでは大学やショッピングモール。住宅地などに120カ所の停留所を設置した。乗車の予約料金は1回1リンギから。サービス開始キャンペーンとして、ペタリンジャヤで先着1万件の予約分の乗車料金を無料としている

UMWトヨタの3月の販売台数は32%増、好調継続を見込む

【クアラルンプール】 UMWトヨタ・モーターは11日、3月単月の販売台数が前年同月比32%増の8,487台となったと発表した。トヨタ車は前月比31.7%増の8,386台、レクサス車は同53%増の101台。第1四半期では2万2,447台となったことから、好調の維持を見込んでいる。
UMWトヨタによると、「ヴィオス」や「ヤリス」などの売れ筋車種の購入者への4,000リンギ相当の特典提供など、プロモーションが奏功した。年内に新製品の投入も予定しており、さらなる販売増も見込んでいる。
ラビンドラン・クルサミー社長は、常に状況を見直すことで不確実性に適応するとともに、サプライヤーと密接に協力し、生産と顧客への影響を最小限に抑えるよう努めていると言明。最先端の革新的な製品やソリューションの提供を通じて、トヨタ・ブランドや地元自動車産業の継続的な成長に向けて引き続き尽力していくと述べた。持続可能な開発目標(SDGs)として、同社が掲げる「持続可能なモビリティカンパニーヘの変革」においても、SDGsに盛り込まれている「誰も置き去りにしない」という理念を実現するとし、最先端の技術や安全機能を備えた価値あるイノベーションを全製品を通して提供し続けるとした。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、4月12日、ベルナマ通信、エッジ、4月11日、UMWトヨタ発表資料)

日邦産業、マレーシア法人が不正アクセス被害

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 工業部品・資材製造販売を手掛ける日邦産業(本社・愛知県名古屋市)は8日、マレーシアのネグリ・センビラン州にあるグループ製造会社、ニッポー・メカトロニクス(M)のネットワークが第三者によって、不正アクセスを受けたと明らかにした。
ネットワーク含めた社内システムを直ちに停止し、関係当局に連絡をした上で、外部の専門事業者ととともに復旧対応を進めている。現時点において、ニッポー・メカトロニクス(M)の生産活動や同社を含む他のグループ会社のネットワークへの影響は出ていないとしている。
不正アクセスによる同社連結業績への影響は軽微にとどまる見通し。日邦産業は、セキュリティ対策を強化し、再発防止に努めていくとしている。

新型コロナの感染者数は7739人、2日連続で1万人下回る

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は、11日の新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数は7,739人だったと発表した。前日を更に下回り、2日連続で1万人以下を維持した。累計感染者数は433万3,557人となった。
新たに427人が入院。うちカテゴリー1(無症状)、カテゴリー2(軽度の症状)が240人、重症患者とされるカテゴリー3(肺炎の症状)、カテゴリー4(酸素吸入が必要)、カテゴリー5(人工呼吸器を装着する必要)は187人だった。
新たに1万9,049人が回復し、累計治癒者は416万3,777人となった。死者数は19人で、累計は3万5,311人。アクティブ感染者は、前日から1万1,329人減って13万4,469人となった。病床使用率は60.9%に上昇した。
同日午後11時59分時点のワクチン接種完了者数は、2,598万4,454人で、接種率は79.6%。ブースター接種完了者は1,593万3,049人で、接種率は48.8%だった。
1人の感染者が何人に感染を広げる可能性があるかを示す基本再生産数(R0/RT)は0.84に上昇した。
また新たに発生したクラスターは2カ所(クアラルンプールとジョホール州)で、現在感染者を出し続けているアクティブなクラスター数は126カ所に減少した。

政府系金融機関のMIDFとMBSB銀、合併交渉を開始へ

【クアラルンプール】 MBSB銀行は政府系金融機関のMIDFと合併交渉を開始する。交渉にはそれぞれの親株会社、マレーシア・ビルディング・ソサイエティー(MBSB)と国営投資会社ペルモダラン・ナショナル(PNB)が当たる。
消息筋によれば、合併は株式交換方式で行われる予定で、MBSB筆頭株主の従業員積立基金(EPF)が合併会社の50%超、PNBが約20%の株式を保有することになる見通しだ。
MBSB銀はイスラム銀行で、資産は450億リンギ。MIDFの資産は78億リンギで、合併後は資産額で国内9位になる。
MIDFは1960年代に設立の開発金融機関で中小企業向け融資が中心。これまでに1万を超える企業に融資を行ってきた。
合併交渉で問題になりそうなのはMBSBの公務員への貸し付けだ。公務員協同組合の信用制度に基づき融資が行われたため、賃金が少ない公務員へのでたらめな融資もあったと言われている。また20年度は新型コロナウイルス禍の影響で不良債権に苦しんだ
(ザ・スター、4月9日)