2025年までの木材製品輸出目標額は190億リンギ

【バンティン】 ズライダ・カマルディン農園・一次産業相は9日、政府は「国家農産物政策(DAKN) 2021-2030」に基づき、木材製品輸出額を2025年までに190億リンギにすることを目標としていると明らかにした。
ズライダ大臣によると、マレーシアは家具分野において世界第10位の輸出国であり、昨年の米国、日本、シンガポール、英国、オーストラリアの5カ国に向けた輸出額は104億1千万リンギに達している。農園・一次産業省はまた、アラブ首長国連邦、サウジアラビア、インド、トルコなどに対してツアーを実施し、木材を含むマレーシアの農産物を売り込んだという。今年7月26-28日にはクアラルンプールの国際貿易展示場で「マレーシア国際農産物博覧会&サミット(MiACES)」を開催するとした。
ズライダ大臣は同日マレーシア家具委員会(MFC)との交流会を行ない、配送料の高騰について議論を行なったとし、高騰する配送料を家具産業が負担できず輸出が滞っている現状に関して調査を行なうと言明。MFCが外国人労働者の迅速な採用を目指し、雇用申請を行なう委員会を設置したことにも触れ、同省は家具産業の外国人採用促進についても支援を行なっていくと述べた。
(ベルナマ通信、4月9日)

石炭価格は半年以内に安定する=石炭調達組織

【クアラルンプール】 TNBフューエル・サービス(TNBF)は、ロシアのウクライナ侵攻により高騰している石炭価格について、半年以内に価格が安定化する見込みだと明らかにした。
TNBFの調達・サプライチェーン責任者であるアブドゥル・ハリム・オスマン氏は国営 「ベルナマ通信」の取材に対し、世界の石炭価格は、3-6カ月以内に需給バランスが正常化することから以前と同程度まで価格が下がると述べた。
同氏によると、昨年の経済再開が石炭への高い需要をもたらし、第2四半期から第3四半期にかけて石炭価格は上昇したが、その後下落。第4四半期には価格が一旦安定したものの、インドネシアが国内需要への対応のため今年1月に石炭輸出を一時的に停止したため、再度価格が上昇した。輸出再開後、価格は落ち着くかに見えたが、ロシアのウクライナ侵攻により再び価格が高騰したという。ロシアから欧州への天然ガス供給がストップしたため、欧州での石炭需要が急激に高まっており、石炭価格は3月上旬には1トンあたり400米ドルを超え、4月に入っても8日に1トンあたり291.60米ドルとなるなど、過去最高レベルまで高騰している。
マレーシアは発電用の石炭のほとんどをインドネシアから輸入しており、1カ月程度の利用量を備蓄しているため、輸出禁止の際にも持ちこたえられたという。TNBFは、サプライヤーとの間で1年間の石炭価格をあらかじめ設定しておく長期契約を締結していることから価格高騰の影響を軽減できているとし、さらに、数カ国に分散して供給源を確保することで発電に十分な供給量を得られると同時に、供給不足リスクを軽減しているとした。
TNBFは 電力会社テナガ・ナショナル(TNB)の100%子会社の非営利組織で、TNBと電力購入契約(PPA)を結んでいる独立系電力会社(IPP)に対して石炭を販売するために設立された。マレー半島での安定した電力供給のため、電力発電用の石炭を確保することを事業の目的としている。
(ザ・サン、4月11日、ベルナマ通信、4月10日)

日本航空、KL 成田線を週5便に増便へ

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 日本航空(JAL)は、現在週4往復しているクアラルンプール(KL) 成田線について4月24日より日曜日に1往復増便し5往復にすると発表した。運航期間は5月31日まで。

JALは4月8日付けで既存の火、木、土曜発着に加えて金曜日の運航を開始し、週4往復としていた。スケジュールはこれまでと同じく、KL発が22時50分、成田着が翌日の6時45分。成田発が11時、KL着が17時45分となっている。日曜日発着便の予約販売は4月8日付けで開始した。
JALはKL発日本行き無料預け荷物1個増量キャンペーンを実施しており、通常の手荷物許容量に加え、さらに1個無料で手荷物を預かっている。またJALは海外赴任、帰任時、一時帰国の際に家族の渡航をサポートする「JAL ファミリーサービス」について対象クラスを拡大し、2022年4月末までに搭乗する場合、予約クラスの制限なく利用できるキャンペーンを行っている。

新型コロナの感染者数は8112人、約2カ月ぶりに1万人下回る

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は、10日の新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数は8,112人だったと発表した。2月5日以来初めて1万人を下回った。累計感染者数は432万5,818人となった。
新たに382人が入院。うちカテゴリー1(無症状)、カテゴリー2(軽度の症状)が215人、重症患者とされるカテゴリー3(肺炎の症状)、カテゴリー4(酸素吸入が必要)、カテゴリー5(人工呼吸器を装着する必要)は167人だった。
新たに1万5,765人が回復し、累計治癒者は414万4,728人となった。死者数は12人で、累計は3万5,292人。アクティブ感染者は、前日から7,665人減って14万75,798人となった。うち97.7%が自宅、0.2%が低リスク者用隔離・治療センター(PKRC)、1.9%が医療機関、0.1%が集中治療室(ICU)で療養中となっている。病床使用率は59.4%に下降した。
同日午後11時59分時点のワクチン接種完了者数は、2,594万9,861人で、接種率は79.5%。ブースター接種完了者は1,592万2,033人で、接種率は48.8%だった。
1人の感染者が何人に感染を広げる可能性があるかを示す基本再生産数(R0/RT)は0.82に下降した。
また新たに発生したクラスターはゼロで、現在感染者を出し続けているアクティブなクラスター数は129カ所に減少した。

現金決済の割合が78%に減少=ペイネット調査

【クアラルンプール】 銀行間決済のペイメント・ネットワーク・マレーシア(ペイネット)の調査によると、支払い時に現金を使用する割合は、パンデミック前の89%から11ポイント減少し、78%になった。
6日に発表された「ペイネット・デジタル支払調査2022」によると、現金への依存度は下がったものの、引き続き日常の支払い手段として現金を使用している割合は48.4%に上った。都市部で36.2%、農村地域で63.5%と地域格差が見られた。現金を使用する理由としては、「どこでも使えるから(80%)」が最も多く挙げられた。
一方、Eウォレットの利用率はパンデミック前の51%から64%まで上昇し、利用者のうち「毎月利用している」と回答した割合が96%(パンデミック前は92%)となった。1か月あたりの平均利用回数もパンデミック前の10.5回から16.8回に増加、1回あたりの平均利用金額もパンデミック前の152リンギから15%増の175リンギに達した。78%が1つ以上のEウォレットアプリをダウンロードしており、最もダウンロードされているのはタッチアンドゴーで83%、これに▽ショッピーペイ(58%)▽ブースト(49%)▽グラブペイ(45%)▽MAE(メイバンク、36%)ーーが続いた。
中小企業(SME)でも現金以外の支払い方法を受け付ける割合が増えており、オンライン決済を受け付けるSMEはパンデミック前の54%から66%まで増加。Eウォレットも49%から61%まで増加した反面、現金は69%から54%まで15ポイント減少した。
「ペイネット・デジタル支払調査2022」は一般消費者や企業の決済に関して実施した調査結果をまとめたもので、2021年10-12月に実施された。
(ベルナマ通信、4月6日、ペイネット発表資料)

エアアジア、KLIA2で入国者に簡易抗原検査を提供

【セパン】 格安航空のエアアジアは簡易抗原検査サービスを同航空利用の入国者に提供することで、医療グループのセンチュリー・メディカル・センター・メディジャヤと合意し覚書を交わした。検査施設はクアラルンプール新国際空港の格安航空会社ターミナル(KLIA2)にある商業施設「ゲートウェイ@klia2」に設けた。
検査を実施するのはマレーシアとシンガポールで活動する医療検査のパスラボ。到着客に60リンギで17日から検査サービスを提供する。
パスラボの社長でもあるメディジャヤのマーカス・カム社長によると、綿棒を使った検体採取に要する時間は5分以内で、検査結果は30分以内に政府のコロナウイルス情報追跡アプリ「MySejahtera」にアップロードされる。受検者当人にも電子メールで24時間以内に通知する。
出国する旅客にもメディジャヤは120リンギでPCR検査を提供する。この検査結果も24時間以内に当人にメールで通知する。
メディジャヤはKLIA2以外では、ペタリンジャヤ、クラン、クアラルンプール、ジョホールバルで検査サービスを提供している。マラッカ、コタキナバルでも近くサービスを開始する。
(ザ・スター、4月7日)

国境再開4日間で25万人が出入国=入管局長

【プトラジャヤ】 マレーシアが新型コロナウイルス「Covid-19」のエンデミック(風土病)段階への移行にともない国境を再開した4月1日から4日までの4日間で、25万2,730人の旅行者が出入国した。出入国管理局のカイルル・ザイミー・ダウド局長が明らかにした。
内訳はマレーシア人入国者が12万6,392人、同出国者は2万8,301人で、外国人入国者は5万5,121人、同出国者は4万2,916人だった。
ジョホールバルとシンガポールを結ぶコーズウェイ(連絡道)が16万818人と最も多く、同じくシンガポールとの玄関口、第2リンクが5万3,113人、クアラルンプール新国際空港(KLIA=メインターミナル)が3万8,407人、KLIA2(格安航空ターミナル)が1万1,712人、タイとケダ州の国境のブキ・カユ・ヒタムが6,980人となった。
外国人の国籍別ではシンガポール人が6万5,165人と最も多く、これにタイ(7,841人)、インドネシア(5,173人)、インド(2,477人)、英国(1,485人)が続いた。国境再開により外国人の移動が76.4%増加した。
(ベルナマ通信、4月7日)

新型コロナの感染者数は1万1994人、病床使用率は62.6%

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は、7日の新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数は1万1,994人だったと発表した。累計感染者数は429万2,585人となった。
新たに541人が入院。うちカテゴリー1(無症状)、カテゴリー2(軽度の症状)が324人、重症患者とされるカテゴリー3(肺炎の症状)、カテゴリー4(酸素吸入が必要)、カテゴリー5(人工呼吸器を装着する必要)は217人だった。
新たに1万6,603人が回復し、累計治癒者は409万9,786人となった。死者数は36人で、累計は3万5,228人。アクティブ感染者は、前日から4,645人減って15万7,571人となった。うち97.6%が自宅、0.2%が低リスク者用隔離・治療センター(PKRC)、2.0%が医療機関、0.2%が集中治療室(ICU)で療養中となっている。病床使用率は62.6%に上昇した。
同日午後11時59分時点のワクチン接種完了者数は、2,587万912人で、接種率は79.2%。ブースター接種完了者は1,589万9,713人で、接種率は48.7%だった。
1人の感染者が何人に感染を広げる可能性があるかを示す基本再生産数(R0/RT)は0.83まで下降。全ての州・地域で1.00を下回った。
また新たに発生したクラスターは4カ所で、ペラ州、マラッカ州、セランゴール州、ジョホール州でそれぞれ1カ所で確認した。現在感染者を出し続けているアクティブなクラスター数は151カ所で前日と変わらなかった。

非医療用フェイスマスクの品質認証、来年1月からに延期

【クアラルンプール】 6日に国内取引消費者行政省が発表した、非医療用フェイスマスクの製造業者および輸入業者に対するマレーシア標準工業研究所(SIRIM)の「MS SIRIM」認証義務化について、同省は開始を来年1月に延期すると決定した。
当初は7月4日から開始するとしていたが、発表後に不満の声が多く上がったことにより延期を決めた。業界関係者からはコストアップに対する不満が、一般消費者からは「認証が価格上昇のために利用されるのではないか」という疑問の声が上がっていた。
アレクサンダー・リンギ国内取引消費者行政相は、非医療用フェイスマスクは現状、価格統制品目に該当しないが、業者が便乗値上げするようなことがあった場合には価格統制を実施するとし、エンデミック(風土病)段階移行後はフェイスマスクの利用頻度は減少するだろうと言明。さらに、マレーシアはフェイスマスクのトップ生産国であり、品質に疑問のあるマレーシア製フェイスマスクが海外市場に大量に出回ることを避けたいと述べた。
一方、同日に発表された、電子たばこに対する「MS SIRIM」認証義務化については、予定通り8月3日より実施される。違反企業に対しては最高20万リンギの罰金が科される。個人の場合には最高10万リンギの罰金または3年以下の禁固刑、もしくはその両方が科される可能性がある。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、マレー・メイル、4月7日)

エアアジアX、仁川線とニューデリー線を20日に再開

【クアラルンプール】 国際長距離線専門の格安航空会社、エアアジアXは、20日からクアラルンプール(KL)ー韓国・インチョン(仁川)線、KLーインド・ニューデリー線を再開すると発表した。
仁川線はKL発が水曜(午後10時25分発、翌日午前5時55分着)、仁川発が木曜(午前7時15分発、同午後1時5分着)の週1便、ニューデリー線は、KL発が水・日(いずれも午前9時35分発、同午前12時30分着)、ニューデリー発が同じく水・日(いずれも午後1時25分発、同午後9時25分着)の週2便でスタートする。両線ともまずは4月20日-6月30日の便について、24日までの期間限定でウェブサイトあるいはスーパー・アプリからの予約が可能。以降の便は順次追加される予定だ。
運賃は仁川線でKL発片道がエコノミークラスで659リンギから、プレミアムで2,199リンギから。仁川発がそれぞれ24万6,500ウォンから、79万9,500ウォンから。仁川線では、機内持ち込み手荷物が7キログラムまで無料となる。ニューデリー線ではKL発片道がエコノミークラスで484リンギから、プレミアムで1,699リンギから。ニューデリー発がそれぞれ8,389インド・ルピーから、2万4,225インド・ルピーから。
エアアジアXでは、クアラルンプール(KL) シドニー線を2月14日に再開しており、他路線の運航も段階的に再開する計画だ。
(ザ・スター、4月7日、ニュー・ストレーツ・タイムズ、4月6日、エアアジアX発表資料)