加藤産業、マレーシアに地域統括会社を設置

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 食品卸売などを手掛ける加藤産業(本社・兵庫県西宮市)は、マレーシアのTBEコンサルタントを買収すると発表した。4月1日の取締役会で決定した。
TBE社は加藤産業が今後の事業展開に必要なマレーシアにおける各種ライセンスなどを既に所有しており、地域統括会社として運用していく。買収予定額や時期については明らかにしていない。
加藤産業は既に、マレーシア首都圏及び半島北部にネットワークをもつグループ会社、レイン・ヒン・ホールディングスおよびマラッカを拠点として半島南部にネットワークをもつメリソン(M)を通じてマレーシア事業を展開しており、今回買収するTBE社を通じて両社の管理業務の集約化・一元化を図る。
加藤産業は、当社グループは、卸売業としての企業規模を確立するとともに、次代の成長を見据えて機能強化を図るため、特に経済成長に伴い小売市場が拡大するアジア地域において食品流通事業の展開を進めるとしている。

フェローテックHD、ケダ州に製造子会社を設立へ

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 フェローテックホールディングス(本社・東京都中央区)は6日、新たに製造子会社、フェローテック・マニファクチャリング・マレーシア(FTMM)を設立することを決定したと発表した。
FTMMをケダ州のクリム・ハイテクパーク内に開設し、金属加工、ロボット組立、石英・セラミックス加工製造、部品洗浄などを行う。設立予定は4月内で、資本金は2,500万米ドル(およそ31億円)。フェローテックホールディングスが30%出資し、同社の完全子会社である米国のフェローテックが40%、中国の杭州大和熱磁電子有限公司が30%それぞれ出資する。最高経営責任者(CEO)には、宮永英治氏が就任する。
フェローテックは、マレーシア、シンガポールに販売会社を設立し顧客開拓を進めてきたが、同地区の顧客企業、潜在顧客からの製造拠点設立への期待を寄せられたこともあり、同地区に製造拠点を設けることで、より顧客ニーズを取り込み事業拡大が可能であると判断した。また、顧客支援体制づくりに加え、半導体製造装置分野における先端材料製造・組み立ての世界的リーダーとしての地位を確立するための能力を獲得する絶好の機会であると考えているという。子会社設立先として、ケダ州クリム・ハイテクパークに決定した理由について、フェローテックは、複数の候補地を検討した結果、土地コスト、広さ、土地の形(使いやすさ)、交通の便等を考慮して決定したと述べた。

新型コロナの感染者数は1万2105人、病床使用率は62.5%

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は、6日の新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数は1万2,105人だったと発表した。累計感染者数は428万591人となった。
新たに564人が入院。うちカテゴリー1(無症状)、カテゴリー2(軽度の症状)が343人、重症患者とされるカテゴリー3(肺炎の症状)、カテゴリー4(酸素吸入が必要)、カテゴリー5(人工呼吸器を装着する必要)は221人だった。
新たに2万1,029人が回復し、累計治癒者は408万3,183人となった。死者数は32人で、累計は3万5,192人。アクティブ感染者は、前日から8,956人減って16万8,343人となった。うち97.6%が自宅、0.2%が低リスク者用隔離・治療センター(PKRC)、2.0%が医療機関、0.2%が集中治療室(ICU)で療養中となっている。病床使用率は62.5%に上昇した。
同日午後11時59分時点のワクチン接種完了者数は、2,585万4,686人で、接種率は79.2%。ブースター接種完了者は1,588万8,368人で、接種率は48.7%だった。
1人の感染者が何人に感染を広げる可能性があるかを示す基本再生産数(R0/RT)は0.86で前日と変わらなかった。全ての州・地域で1.00を下回った。
また新たに発生したクラスターはゼロで、現在感染者を出し続けているアクティブなクラスター数は151カ所に減った。

ホンリョンヤマハ、「Y15ZR」の2022年度版を投入

【クアラルンプール】 ヤマハ二輪車販売のホンリョン・ヤマハ・モーターは、小型バイク「Y15ZR」の2022年モデルを投入した。
  自動車関連ポータルサイト「ポールタン」によると、従来モデルと同じ、排気量150ccの水冷SOHC単気筒エンジンを搭載。最大出力15.4PS/8,500rpm、最大トルク13.8Nm/7,000rpmを発揮する。2020年度版から変更が施されたのはコックピットで、ヘッドライトとDRL(昼間点灯ライト)にLED、スピードメーターにモノクロ液晶パネルをそれぞれ新採用した。車体カラーも刷新し、2020年版のマット・チタン、シアン、レッド、ブルーからシアン、ブルー、グレー、グリーンに変更となった。
 価格は、アップデートに伴い2020年版の8,168リンギから8,498リンギ(登録料・保険料除く)にアップした。走行2キロメートルまたは2年間の保証が付属する。新モデル発表を記念し、盗難防止用のブレーキ・ディスクロックをプレゼントするキャンペーンも実施中だ。
(ポールタン、4月5日)

イオンクレジット2月期は2.4%減収も、純利益は56.2%増

【クアラルンプール】 消費者向け総合金融サービスのイオンクレジットサービス(マレーシア)は5日、2022年2月期通年決算(2021年3月ー2022年2月)を発表した。金融債権の減少に伴う利息収入の減少により、収入前期比2.4%減の15億2,480万リンギとなった一方、純利益は56.2%大幅増の3億6,542万リンギだった。
取引数の増加、回収率の向上により貸倒引当金が減額したことが影響した。期末配当は1株20セン。
第4四半期(12ー2月)の収入は前年同期比10.7%減の3億6,297万リンギ、純利益は79.44%減の2,338万リンギだった。金融債権の減損損失が前年同期の6,513万リンギから1億5,468万リンギに増加したことが影響した。
イオンクレジットは、下振れリスクは存在するものの、今年の経済成長に明るい見通しを持っており、事業の持続可能性と成長に向け、デジタル化推進を目指し情報技術力を継続的に強化すると表明。不測の事態が発生しても業績を維持することができると見込んでいるとした。
(ザ・スター、ニュー・ストレーツ・タイムズ、4月6日、エッジ、4月5日、イオンクレジット発表資料)

ブックオフ、ジョホールバルに9店舗目の中古品店をオープン

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 ブックオフグループのマレーシア現地法人BOKマーケティングは4日、リユースショップ「ジャラン・ジャラン・ジャパン(JJJ)」の9店舗目となるタンポイ店をジョホール州ジョホール・バルに4月1日オープンしたと発表した。
ショッピングモール「キップモール・タンポイ」内に売場面積約500坪の店舗を構え、アパレル、生活雑貨、ベビー用品、おもちゃ、ホビー、スポーツ用品、楽器、家具、アクセサリー、着物など、日本で販売しきれなかったものを販売する。
JJJは、2016年11月の1号店オープン以来、主に日本のブックオフ店舗で販売しきれなかったものを再加工し、マレーシアで手頃な価格で提供している。年2店舗のペースで出店を続け、現在では全土に店舗網を拡大し、年間約 500万点、約2,600トンの商品を再流通させてきた。9店舗目の開設により、9店舗累計で、延べ4,500坪以上の売場面積、180万点以上の商品を常時陳列する規模になった。
JJJは、今後もブックオフグループの経営理念である「事業活動を通じての社会への貢献」、「全従業員の物心両面の幸福の追求」をマレーシアにおいても体現していく方針だ。

日本デザイナー学院マレーシア校、6月にセランゴールで開校

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 呉学園グループは5日、マレーシア初の日本のカレッジである日本デザイナー学院(NDS)マレーシア校を6月に開校すると発表した。
NDSマレーシア校を開校するのは、セランゴール州スバン・ジャヤのサンウェイ・ジオ・アベニュー(ショッピングモール)内。マンガやアニメ、イラストなど、日本発のクリエイティブに関して実践的な教育を う高等教育機関で、世界を舞台に活躍できる国際的なクリエイターの育成を目標としている。先ごろマレーシア高等教育省から、NDSマレーシア校開校認可の最終承認が発表され、6月に開校することが正式決定した。最初に設置される学科はマンガ・イラストレーション学科となる。ルック・イースト政策(東方政策)40周年を記念して、呉学園はマレーシア元留日学生協会と「JAGAM奨学金プログラム」を締結。同制度を利用する留学生の募集を4月より開始している。
呉学園グループは、1981年にマハティール・モハマド元首相が掲げ実施されてきた東方政策40周年となる年に正式に認可を受け開校の運びとなったと表明。理事長の宋成烈氏は、「マレーシア校の学生と、日本国内の学生たちが交流することにより、次の世代を担う若者同士の文化の違いにより起こる化学反応は、それぞれの国の発展と世界を豊かにできる人材育成に繋がると確信しています」とコメントした。

非医療用フェイスマスク、7月4日から品質認証が義務化

【プトラジャヤ】 国内取引消費者行政省は6日、非医療用フェイスマスクの製造業者および輸入業者に対し、7月4日からマレーシア標準工業研究所(SIRIM)による「MS SIRIM」認証が義務化されると明らかにした。
国内生産、輸入を問わず、非医療用フェイスマスクが安全基準に適合していることを保証するためのもの。箱やパッケージに「MS SIRIM」ラベルを貼り、消費者が確認できるようにする必要がある。「2011年商品表示法」に基づく「2022年非医療用フェイスマスクの商品表示(認証と標示)令」により制定された。
同省は、今回の公示は国民を保護するものであり、製造業者や輸入業者が基準を順守することで、低品質な医療用マスクのダンピング問題を解決できると述べた。
■電子たばこのSIRIM認証を義務化■
電子たばこに対しても、「2011年商品表示法」に基づく「2022年電子たばこの商品表示(認証と標示)令」により、「MS SIRIM」認証が8月3日より義務化される。
違反企業に対しては最高20万リンギの罰金が科される。個人の場合には最高10万リンギの罰金または3年以下の禁固刑、もしくはその両方が科される可能性がある。
(ザ・スター、4月6日、ベルナマ通信、4月5日)

新型コロナの感染者数は1万2017人、病床使用率は61.3%

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は、5日の新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数は1万2,017人だったと発表した。累計感染者数は426万8,486人となった。
新たに558人が入院。うちカテゴリー1(無症状)、カテゴリー2(軽度の症状)が337人、重症患者とされるカテゴリー3(肺炎の症状)、カテゴリー4(酸素吸入が必要)、カテゴリー5(人工呼吸器を装着する必要)は221人だった。
新たに2万431人が回復し、累計治癒者は406万2,154人となった。死者数は33人で、累計は3万5,160人。アクティブ感染者は、前日から8,447人減って17万1,172人となった。うち97.6%が自宅、0.2%が低リスク者用隔離・治療センター(PKRC)、2.0%が医療機関、0.2%が集中治療室(ICU)で療養中となっている。病床使用率は61.3%に上昇した。
同日午後11時59分時点のワクチン接種完了者数は、2,584万2,177人で、接種率は79.1%。ブースター接種完了者は1,587万6,357人で、接種率は48.6%だった。
1人の感染者が何人に感染を広げる可能性があるかを示す基本再生産数(R0/RT)は0.86で前日と変わらなかった。セランゴール州のみで1.00を上回った。

また新たに発生したクラスターは1カ所で、クアラルンプールの教育機関で確認した。現在感染者を出し続けているアクティブなクラスター数は163カ所に減った。

日系企業アンケート、コロナ禍から回復傾向も非製造業で遅れ

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 マレーシア日本人商工会議所(JACTIM)とジェトロ・クアラルンプール事務所は5日、2022年度在マレーシア日系企業アンケート調査を発表。生産・稼動状況は製造業の35.8%が「新型コロナ前の水準以上」、28.4%が「同等」と回答したのに対し、非製造業では「新型コロナ前の水準以上」が5.3%にとどまり、「同等」が45.3%と最も多かった。
同調査は毎年1回実施しているもので、今年は2022年1月19日から2月18日にかけてJACTIM加盟557社を対象に行い、174社から回答を得た。
生産・稼動状況が「コロナ前以下」という回答は、製造業では35.8%だったが、非製造業は49.3%に上り、非製造業の方が回復が遅れていることをうかがわせる結果となった
課題については、製造業では「労働力不足」を挙げた比率が66.3%と突出。「海外サプライヤーからの納品遅延」、「輸送に関する問題」もそれぞれ59.2%、57.1%と高かった。非製造業は「国内営業活動の制約」が52.6%と最も多く、対面での活動制限が足かせとなっている様子をうかがわせる結果となった。
2021年12月にマレー半島で起きた大規模洪水の影響については、最も被害が深刻だったセランゴール州では「取引先の被害が残る」と「被害を受けたが復旧済」とする回答が同率トップだった。具体的な課題としては「原材料や部材の調達」が20.7%と最も多く、これに「事業継続計画(BCP)の策定」が続いた。洪水の影響で、サプライチェーンへの影響が「出ている」と回答した企業は全体で21.1%、製造業では27.8%あった。影響が出ている場合の対応策としては、「原材料や部品の調達先の(一部)変更」が多く挙がった。その代替先としては「マレーシア国内」との回答が約6割、「海外で」とする回答も約3割あった。
今後の事業方針については、前回調査に続いて「事業拡張」が2割強を占め、マレーシアの中長期的の魅力については相変わらず「英語力」、「安全・治安」、「親日的」が上位を占めたが、前回2位だった「少ない自然災害」は大規模洪水の影響から5位に後退した。雇用環境の課題については、「賃金上昇」や「定着率」、「外国人労働者の採用」を挙げる声が多く、製造業では6割が外国人労働者の雇用再開を希望していることがわかった。