東方政策40周年 日馬両政府が記念事業の募集を開始

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 在マレーシア日本大使館は、マレーシアが日本を念頭に開始したルックイースト政策(東方政策)が今年40周年を迎えるのを記念し、日本とマレーシアの両国政府が記念事業の募集を開始すると発表した。実施期間は今年1年間。

一定の条件を満たした行事やプロジェクトは、「東方政策40周年記念事業」として認定され、「東方政策40周年」の名称及び公式ロゴマークを使用することができる。

認定条件は東方政策、日本・マレーシア間の人と人の交流及び友好関係に関し、一般社会の認識向上に資するものとなっており、マレーシアもしくは日本で実施されるものとなっている。

認定された行事・プロジェクトは、公式ロゴマークが使用できるほか、関係機関のウェブサイト、ソーシャルメディア等に掲載され、幅広く広報される。

政治、経済、社会、教育、スポーツ、科学技術、文化・芸術、学術、観光などと幅広い分野で募集するほか、実施主体についても政府、地方自治体、民間企業、文化団体、研究所、大学、教育機関、NGOなど様々な対象を想定している。

新型コロナの感染者数は3198人、基本再生産数が1を超える

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は12日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数は3,198人だったと発表した。累計感染者数は279万5,233人となった。
11日午後11時59分時点のワクチン接種完了者数は、2,565万7,970人で、接種率は78.6%だった。18歳以上の成人接種者数は2,288万9,297人で、接種率は97.8%。ブースター接種完了者は828万4,539人で、接種率は25.4%となった。1人の感染者が何人に感染を広げる可能性があるかを示す基本再生産数(R0/RT)は1.00に上昇。1.00を上回ったのはサバ州、マラッカ州、クアラルンプール、ラブアン、プトラジャヤ、ネグリ・センビラン州、ケダ州だった。
11日には2,977人が回復し、累計治癒者は272万399人。死者数は27人増え、累計で3万1,723人となった。アクティブ感染者は、前日から171人増加し3万9,913人。うち81.9%が自宅、9.2%が低リスク者用隔離・治療センター(PKRC)、8.3%が医療機関、0.5%が集中治療室(ICU)で療養中となっている。また新たに9カ所のクラスターが発生した。

ボルボカーマレーシア、昨年の販売台数が14.3%増

【クアラルンプール】 スウェーデンの自動車メーカー、ボルボ・カー・マレーシアは、2021年通年の販売台数が2,229台となり、前年比14.3%の大幅増となったと明らかにした。
前年比での売り上げ増は6年連続。販売台数の73%を電気自動車(EV)及びプラグインハイブリッド車(PHEV)が占めた。また12月の販売台数は524台となり、単月では過去最高となった。
チャールズ・フランプ社長は、「ディーラーとスタッフの総力を結集して、2022年の電化に向けた土台を築き、2030年までに完全なEV会社になるという目標に向かって突進する」と述べた。
ボルボ車の世界全体の販売台数は69万8,693台で、前年比5.6%増となった。EV及びPHEVの販売が前年比63.9%増となり、販売台数全体の27%を占めた。12月単月では、EV及びPHEV販売が全体の40%を占め、EVが7.4%を占めた。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、1月10日)

ペトロナス、サラワク州沖でガス田を発見

【クアラルンプール】 国営石油会社ペトロリアム・ナショナル(ペトロナス)は7日、サラワク州沖でガス田を発見したと発表した。
ガス田を発見したのは、サラワク州北西170キロメートル離れたバンギリアンの浅瀬。ペトロナス傘下の油田探査会社であるペトロナス・チャリガリが「SK411」鉱区において11月に発見し、掘削を開始。掘削深度が1,850メートルに達したところ、厚さおよそ200メートル天然ガス貯留層を発見した。
「SK411」は、ペトロナス・チャリガリ(90%)とE&Pマレーシア(10%)2社が参画する生産分与鉱区となっている。
ペトロナスは、昨年3月と5月にもガス田を発見。計3カ所のガス田を見つけたとして、天然ガスやクリーンな化石燃料を安全に安定提供できることを楽しみにしているした。
(ベルナマ通信、フリー・マレーシア・トゥデー、1月7日)

中古車仲介のマイトゥカー、旗艦店を首都圏にオープン

【クアラルンプール】 中古車仲介のオンラインプラットフォームを運営するマイトゥカーは7日、セランゴール州プチョンに旗艦店「マイトゥカー・リテール・エクスペリエンスセンター」をオープンした。
店舗では、中古車の売却・試乗・購入に加え、アフターサービス、検査、カーフィルム施工などのサービスも提供する。購入車に対しては1年間の延長保証および無料サービス、購入後5日間の返金保証が付帯する。
デリック・エン最高経営責任者(CEO)は、マイトゥカーではオンラインでの成長を重視しているが、オフラインでの事業を拡大することで、最新の中古車をチェックできる機会を提供し、また優れたアフターサービスを提供できると強調。今回オープンした旗艦店は、中古車エコシステムの構築に向けた最初の一歩となり、車の購入や売却をより快適に行える場となると述べた。
マイトゥカーでは実店舗展開を進めており、ジョホールバルのスクダイに店舗を開設している他、3月までにはセレンバンとマラッカにも出店する予定だ。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、1月11日、ポールタン、1月7日)

ペトロナス、カーボンニュートラルLNGを広島ガスに納入

【クアラルンプール】 国営石油会社ペトロリアム・ナショナル(ペトロナス)の子会社マレーシアLNGは10日、日本の広島ガス株式会社(本社・広島県広島市)にカーボンニュートラル液化天然ガス(CNLNG)を納入したと発表した。
ペトロナスは声明の中で、今回のCNLNGの納入は、「地域社会から信頼される会社をめざす」という広島ガスの経営理念に沿ったもので、広島ガスにとってCNLNG初導入のパートナーとして選ばれたことで、16年にわたる関係をさらに発展させることができたと述べた。
ペトロナスのLNG販売事業のシャムサイリ・イスマイル副社長は、カーボンオフセットを通じて、よりクリーンなエネルギーソリューションを提供することは、天然ガス業界にプラスの影響を与えるだけでなく、企業や社会、そして世界全体に持続可能な価値の創出につながると強調。一方、広島ガスの田村和典 常務執行役員は、都市ガス供給会社としてカーボンニュートラルな都市ガスを最終購買者に提供する必要性が高まっているとし、ペトロナスは広島ガスの持続可能性に関する目標を確実に達成するために不可欠なパートナーであり、今回のCNLNG納入においてペトロナスと協力できたことを嬉しく思うと述べた。
広島ガスでは4月以降、納入されたCNLNGを大口顧客に対しカーボンニュートラルな都市ガスとして販売開始する予定だという。
(ザ・サン、1月11日、ベルナマ通信、ニュー・ストレーツ・タイムズ、1月10日、広島ガス発表資料)

新型コロナの感染者数は3175人、ワクチン接種率は78.6%に

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は11日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数は3,175人だったと発表した。累計感染者数は279万2,035人となった。
10日午後11時59分時点のワクチン接種完了者数は、2,565万3,398人で、接種率は78.6%だった。18歳以上の成人接種者数は2,288万6,013人で、接種率は97.8%。ブースター接種完了者は803万2,484人で、接種率は24.6%となった。1人の感染者が何人に感染を広げる可能性があるかを示す基本再生産数(R0/RT)は0.98で横ばい。1.00を上回ったのはセランゴール州、サバ州、マラッカ州、クアラルンプール、ラブアン、プトラジャヤ、ネグリ・センビラン州、ケダ州だった。
10日には2,808人が回復し、累計治癒者は271万7,422人。死者数は18人増え、累計で3万1,696人となった。アクティブ感染者は、前日から185人増加し3万9,742人。うち81.8%が自宅、9.0%が低リスク者用隔離・治療センター(PKRC)、8.5%が医療機関、0.7%が集中治療室(ICU)で療養中となっている。
また新たに4カ所のクラスターが発生。ジョホール州とセランゴール州でそれぞれ2カ所確認した。これまでに確認されたクラスターは6,163カ所となり、現在感染者を出し続けているアクティブなクラスター数は169カ所に減った。

日本への合板輸出、年初10カ月で14%の伸び

【クチン】 国際熱帯木材機関(ITTO、本部・横浜市)によると、マレーシアから日本への広葉樹合板輸出は2021年1-10月に68万3,000立方メートルとなり、前年同期の59万9,100立方メートルに対して8万3,900立方メートル(14%)の増加となった。2021年10月単月でも前月比25%増の16万9163立方メートルとなった。
インドネシアから日本への2021年1-10月の輸出量は前年同期の60万8,800立方メートルから3万6,400立方メートル(5%)減少の57万2,400立方メートルだった。2020年1月-10月の10カ月間の輸出量では、インドネシア(60万8,800立方メートル)はマレーシア(59万9,100立方メートル)よりも多かったが、2020年通年では、両国からの輸出量は同量の70万2,700立方メートルとなっていた。
日刊木材新聞社の日本木材レポート(JLR)によると、日本の合板の国内供給は、南洋材合板メーカーとして国内最大手の大新合板工業株式会社が2021年3月に解散したことにより影響を受け、2020年1月ー8月までの間にパプアニューギニアから熱帯材を輸送した船が2隻になるなど、日本の南洋材の輸入量はほぼゼロとなったという。南洋材の代わりに使用される国産針葉樹合板の供給についても、2021年を通じて不足している。
輸入広葉樹合板の市場価格は、輸出価格の高騰に加え、円安の影響も相まって価格上昇を続けている。マレーシア、インドネシアなど広葉樹合板の輸出国では雨季が始まっており、現地の合板工場では雨季が始まる前に在庫を増やす余裕がなかったとしている。また、接着剤の価格上昇やコンテナの不足による輸送コスト上昇も価格上昇の要因となっているという。マレーシアの合板メーカーで、日本への輸出も行っているタ・アン・ホールディングスは、2021年第3四半期に合板製品の平均販売価格が前期から11%上昇したと述べた。
また、サラワク州の天然林からの丸太生産量は、同州の持続可能な森林管理政策に沿い、過去10年間で急激に減少しており、収穫された丸太は、2019年の1430万立方メートルから2020年には574万立方メートルにまで減少。サラワク木材産業開発公社(STIDC)は、2030年には生産量が200万立方メートルにまで激減すると予想している。
STIDCの統計によると、サラワクの2021年1月-10月の丸太輸出量は48万2,239立方メートル(4億2,550万リンギ)で、インドには90%近くの43万3,562立方メートル(3億8,190万リンギ)を輸出。それに、▽台湾(2,830万リンギ)▽日本(830万リンギ)▽韓国(370万リンギ)▽ベトナム(330万リンギ)ーーが続いた。
(ザ・スター、1月10日)

UMWトヨタ、2021年の販売台数は22%増の7万2394台

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 UMWトヨタ・モーター(UMWT)は7日、2021年の販売台数が前年(5万9,320台)から22%増の7万2,394台となり、非国民車でトップとなったと発表した。
Bセグメントセダン市場では「ヴィオス」が販売台数の31%を占め、ピックアップトラック市場では、「ハイラックス」が2005年以来連続でトップを維持した。
12月単月の販売台数は9,289台。前月(8,487台)から9%、前年同月(9,246台)から0.5%それぞれ増加した。
ラビンドラン・クルサミー社長は、2021年は自動車を含むほぼ全ての産業で困難な年であったにもかかわらず、革新を続けることで回復できたと述べた。
UMWTは、ハイブリッド電気自動車(HEV)技術をリードし、これまで45車種のHEVを投入、1,800万台以上を販売してきた。近くUMWトヨタ初の現地組立(CKD)ハイブリッド車「カローラ・クロス・ハイブリッド」を発売する予定だ。
武山明夫副会長は、国内でもグリーンテクノロジーや環境保護が支持されてきており、それが10月に予約受付開始して以降注文数が増え続けていることに現れていると言明。世界中がクリーンかつ再生可能な燃料や、革新的でインテリジェントな自動車へとシフトしていく中で「持続可能なモビリティ」が今後の課題となるとし、「カローラ・クロス・ハイブリッド」の発売は、UMWTにとって重要な節目となり、「エネルギー効率の高い自動車(EEV)」製造産業への道を開くものだと言明。トヨタが技術革新を続ける中で、近い将来、EEVを主流として位置づけることを目指すと述べた。

馬日国際工科院、JACTIM基金による研究助成4チームを選定

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 マレーシア日本国際工科院(MJIIT)は、マレーシア日本人商工会議所(JACTIM)ファンデーションから受けている助成金が充てられる今年度の研究プロジェクトについて、▽植物の成分抽出▽AI▽再生可能エネルギー▽エレクトロニクスーーの4チームを選定した

 国際協力機構(JICA)によると、今回の課題テーマは、「ウィズコロナ時代に求められるテクノロジー」で、各チームのアプローチは予防、遠隔医療、エネルギー、モニタリングと多様性に富んだ結果となった。研究助成金として1万2,500リンギが授与されることになっており、来年9月の研究成果発表に向けて研究プロジェクトを始動する。
JACTIMファンデーションが行っている研究プロジェクト助成金では、昨年度は「コロナ感染予防に資する技術開発」という課題テーマで行われ、選定された2チームが2021年4月にJACTIM工業部会で研究成果を発表している。