【クアラルンプール 】 カイリー・ジャマルディン保健相は、「ブースター接種」と呼ばれる新型コロナウイルス・ワクチンの3回目接種(追加接種)について10月から実施すると発表。▽医療最前線▽免疫力が低下している人▽併存症のある高齢者▽長期医療施設に入居者及び勤務者ーーの4つの高リスク・グループを優先して実施すると明らかにした。
カイリー大臣は、ワクチンを2回接種しても、一定時期が経つと免疫力が下がる可能性があるとし、3回接種することで免疫力を高めることができると説明。医療専門家がガイドラインを策定中で、次回の国家免疫タスクフォース会議で協議するとした。ワクチンの種類などについても協議をしていると言明。ブースター接種を開始するのは、ワクチンプログラムを最初に完了したサラワク州が最初になる予定だと述べた。65歳未満の健康な成人へのブースター接種も検討しているが、まずは高齢者やリスクの高い人々に焦点を当てており、脆弱な人をまず保護する必要があると説明した。
一方で12歳以下のワクチン接種について、カイリー大臣は交渉を開始したと明らかにした。臨床試験の実施に向けて、ワクチンメーカーとすでに合意していると言明。しかしどのワクチンを調達するかについては、明言を避けた。
(マレー・メイル、フリー・マレーシア・トゥデー、9月24、26日)