貨物車両、ハリラヤ祝日前後は走行禁止=運輸相

【プトラジャヤ】 ウィー・カション運輸相は18日、ハリラヤ(断食月明け大祭)のため4月30日ー5月2日、5月7ー8日について、貨物車両の走行を禁止すると発表した。
ウィー大臣は、交通安全キャンペーンと交通違反取り締まり強化を18日より開始すると宣言。貨物車両の走行禁止は、大型トラックと普通自動車が混在して走行することで起きる事故を防ぐためだと説明し、渋滞対策のためだけではないと述べた。また緊急レーンの走行や携帯電話の利用、信号無視、強引な割り込み、スピード違反の罰則もハリラヤ祝日の期間は強化すると発表。違反をした場合は、罰則金が科せられるのではなく、法廷に持ち込まれることになるとした。
また高速バスの安全性強化としては、道路交通局(RTD、JPJ)の取締官2,200人を配備し、監視や抜き打ち検査を実施する計画だ。
(ベルナマ通信、4月18日)

エバラ食品、マレーシアに孫会社を設立へ

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 調味料製造・販売のエバラ食品工業(本社・神奈川県横浜市)は、マレーシアに孫会社「エバラ・フーズ・マレーシア」を設立することを明らかにした。
子会社であるシンガポール現地企業エバラ・シンガポールの100%子会社として、5月にセランゴール州ペタリンジャヤに拠点を開設する計画だ。資本金は170万リンギ。調味料の販売と貿易事業などを行う。

エバラ・シンガポールは、これまで東南アジア地域で販売活動を展開する一方、マレーシアに駐在員事務所を設け、販売チャネル開拓等のマーケティング活動を進めてきた。その駐在員事務所の活動に一定の成果が見られた中、今後も成長が見込まれる東南アジア地域において、より一層のエバラブランドの浸透と事業拡大を推進していくため、エバラ・フーズ・マレーシアを設立するという。

観光産業の回復に最大3年必要=ムヒディン国家復興評議会議長

【クアラルンプール】 新型コロナウイルス「Covid-19」からの復興を目指す国家復興計画(NRP)を管轄する国家復興評議会(NRC、MPN)のムヒディン ・ヤシン議長(前首相)は、観光産業が回復するのに最大3年かかる可能性があるとの見方を示した。
先にクアラルンプール新国際空港(KLIA)を視察したムヒディン氏は、「(観光業における)状況が以前のように回復するまでには、おそらく1、2年以上かかるとの説明を受けた」とした上で、KLIAを使った空路だけでなくシンガポールやタイ南部の陸路国境も完全に開放されれば、国の経済回復プロセスはよりスピードアップされるだろうと述べた。
またムヒディン氏は、東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国間で入国者の監視業務を円滑に行うために陰性テストを課さない相互認証協定を数カ月内に締結できるとの見通しを表明。今年から来年にかけて経済がより一層活発化するとの期待を示した。
その上でムヒディン氏は、観光業が外国人観光客で年間800億リンギ、国内観光客で300億リンギを稼ぎだす重要なセクターだと強調。現在、訪問者の80%以上がジョホールーシンガポール国境から来ているが、すでに50社近くの航空会社がKLIA乗り入れを再開しているとして良い兆候だと述べた。
(マレーシアン・リザーブ、4月18日)

新型コロナの感染者数は7140人、病床使用率は60.3%

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は、18日の新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数は7,140人だったと発表した。累計感染者数は439万6,165人だった。
新たに308人が入院。うちカテゴリー1(無症状)、カテゴリー2(軽度の症状)が137人、重症患者とされるカテゴリー3(肺炎の症状)、カテゴリー4(酸素吸入が必要)、カテゴリー5(人工呼吸器を装着する必要)は171人だった。
新たに1万4,423人が回復し、累計治癒者は426万4,127人となった。死者数は16人で、累計は3万5,437人。アクティブ感染者は、前日から7,299人減って9万6,610人となった。病床使用率は60.3%にアップ。1人の感染者が何人に感染を広げる可能性があるかを示す基本再生産数(R0/RT)は0.88に上昇した。
同日午後11時59分時点のワクチン接種完了者数は、2,628万9,727人で、接種率は80.5%。ブースター接種完了者は1,598万555人で、接種率は48.9%となった。
新たに発生したクラスターはゼロだった。現在感染者を出し続けているアクティブなクラスター数は114カ所に減った。

電気自動車への関心に高まり、充電施設不足など課題も

【クアラルンプール】 マレーシア電気自動車オーナーズ・クラブのシャハロル・ハルミ会長はベルナマ通信との会見で、電気自動車への関心に高まりがみられるが、充電施設の不足など課題もあるとの認識を示した。
現在利用されている電気自動車は推定500台だが、シャハロル氏によれば、運行が静かでスムーズなため、所有を希望する人が増えている。
政府は電気自動車に対し、輸入税、物品税、道路税を免除しており、市場では多様なブランドが売られている。
電気自動車の強みは二酸化炭素を排出しないことで、運輸面での低炭素社会を目指す政府計画にも沿っているという。
課題もある。電気自動車を利用しやすい環境の整備でインドネシア、タイ、シンガポールに後れを取っていることで、これらの国は電気自動車、電池の現地組み立てを奨励する措置を講じている。
また免税措置を考慮しても依然、高額なことと、充電施設の不足も課題だ。
(ポールタン、マレーシアン・リザーブ、4月15日)

星エンバイロの薬局「Rファーマーシー」、1号店を開設

【クアラルンプール】 シンガポールの複合企業、エンバイロ・ハブ・ホールディングスは、40%子会社パステル・ケアを通じて、小売薬局「Rファーマシー」1号店をクアラルンプールのブキジャリルにオープンした。
ブキジャリル店での月間売上高は30万ー40万リンギを想定している。また、1店舗あたり50ー60万リンギ、総額1,250万リンギを投じて年末までに国内に25店舗を開設する計画だ。「Rファーマシー」はミレニアル世代をターゲットとした小売薬局ブランドで、信頼性の高い健康補助食品や医薬品を中心に取り扱う。各店舗には薬剤師が常駐する。電子処方箋、アプリによる薬の服用リマインダー、ランク別会員制なども導入しており、直営での展開を目指す。
Rファーマシーのエイドリアン・トウ最高経営責任者(CEO)は、ほとんどの薬局は価格にしか着目していないが、Rファーマシーでは顧客とのコミュニケーションに注力すると言明。パンデミック時に多くの人がオンラインで自分に合わない、あるいは有害なサプリメントを購入していたため、認定薬剤師に相談できる場が必要だと述べた。また、マレーシアでは薬局ビジネスにおける大手企業のシェアは4ー5%程度に過ぎず、今後有望な市場だと強調した。
エンバイロ・ハブは、電子廃棄物や金属のリサイクル・精製、杭打ち工事、建設、機械のレンタル・サービス、不動産投資・管理、プラスチックから燃料への精製など、多様な事業に携わるシンガポール証券取引所上場企業。昨年にはヘルスケア事業への多角化のため、マレーシア国内企業のパステル・グローブを買収し、医療用ゴム手袋製造へ進出している。
(ザ・サン、4月18日、ビジネス・タイムズ、4月16日)

メルキュールホテル、シャアラムにオープン

【クアラルンプール】 ホテルチェーンの仏アコーホテルズは、4つ星ホテル「メルキュール・クアラルンプール・グレンマリー」をセランゴール州シャアラムにオープンした。開発費は7,500万リンギ。
不動産開発のパラマウント・グループが手掛けるシャアラムの総合開発事業「ウトロポリス・グレンマリー」の一角に位置し、グレンマリー地区で初めての国際ビジネスホテルで、2019年末に開業予定だったが、2021年11月に一部ソフトオープンした。
13階建ての全229室に55インチのスマートLEDテレビ、レインシャワー付きバスルーム、高速Wifiを完備し、地元アーティストによる絵画も飾られている。屋上スペースやプール、プールバー、フィットネスセンター、終日利用できるダイニングレストランも用意。ミーティングやイベント、ウェディングに使用できる多目的ルームも5カ所あり、全ルーム合わせて140人が利用可能だ。
「ウトロポリス・グレンマリー」はショッピングモール、サービスアパート、大学などで構成されており、高速道路経由でクアラルンプール国際空港から車で40分、スバン空港からは15分と利便性の高い場所に位置する。
メルキュールは、アコーホテルズが有する最大規模の中級ホテルブランドで、60カ国、810カ所以上で展開されている。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ電子版、4月15日、アコーホテルズ発表資料)

ニチレイロジ、低温物流のリットタットに出資

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 ニチレイロジグループ(本社・東京都中央区)は15日、マレーシアで低温物流事業を手掛けるリット・タット・エンタープライズおよびリット・タット・ディストリビューションの発行済株式約49%を取得する契約を12日に締結したと発表した。
リット・タット2社は、マレーシア国内に計6カ所の倉庫と配送拠点、約190台の自社車両を有し、輸配送事業を中心に事業を行っている。
リット・タット2社の旧株主の資産管理会社が、特別目的会社NLリット・タット・グループを設立し、NLリット・タットが2社の株式を100%取得し、ニチレイロジグループは、NLリット・タットの株式を約49%取得する形でリットタットに資本参加する。今年6月末の手続き完了を予定している。
ニチレイロジグループは、マレーシアにおいて、低温物流事業を展開するNLコールド・チェーン・ネットワーク(M)に2018年から出資しており、さらなる事業拡大に向けた保管運送一体サービスの提供を目指してきた。自社車両を活用した配送を行うリット・タットは、保管キャパシティを有するNLコールド・チェーン・ネットワークとの事業上の親和性が高く、共同配送による積載率向上や倉庫拠点の共同利用など、お互いの強みを活かした相乗効果を見込んでいる。
ニチレイロジグループは、今回の出資によりグループシナジーを創出し、東南アジア諸国連合(ASEAN)における低温物流事業を更に拡大していく方針だ。

新型コロナの感染者数は6623人、4カ月ぶりに7千人下回る

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は、17日の新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数は6,623人だったと発表した。2月3日(感染者数5,720人)以来、最少となり、7,000人を下回った。累計感染者数は438万9,025人だった。
新たに241人が入院。うちカテゴリー1(無症状)、カテゴリー2(軽度の症状)が135人、重症患者とされるカテゴリー3(肺炎の症状)、カテゴリー4(酸素吸入が必要)、カテゴリー5(人工呼吸器を装着する必要)は106人だった。
新たに1万1,233人が回復し、累計治癒者は424万9,704人となった。死者数は12人で、累計は3万5,421人。アクティブ感染者は、前日から4,622人減って10万3,900人となった。病床使用率は59.0%にダウン。1人の感染者が何人に感染を広げる可能性があるかを示す基本再生産数(R0/RT)は0.86だった。
同日午後11時59分時点のワクチン接種完了者数は、2,624万6,346人で、接種率は80.4%。ブースター接種完了者は1,597万4,034人で、接種率は48.9%となった。
新たに発生したクラスターは6カ所で、全て教育機関(クアラルンプール、セランゴール州、ペラ州、ジョホール州)で確認した。現在感染者を出し続けているアクティブなクラスター数は120カ所に増えた。

ゴールデンスクリーンシネマ、今年は映画館を8カ所開設

【クアラルンプール】 映画館経営・映画配給のゴールデン・スクリーン・シネマ(GSC)は今年、映画館を8カ所を開設する計画だ。
GSCの親会社であるコングロマリット、PPBグループのリム・スーンフアット社長は、映画館をサラワク州ビントゥル、ジョホール州、クアラルンプール、プトラジャヤなどに開設し、計50のスクリーンを導入することを計画していると明らかにした。規制の解除や、大ヒット作の上映により、来場者が増えると予想。また経済回復の勢いがつくことで、映画館や映画配信事業が前年に比べて改善すると見込んでいるとした。映画ファンを惹きつけるために、ポイント・プログラムなどのキャンペーンを実施する予定だという。
GSCは昨年9月、MBOシネマを運営していたMCATボックス・オフィスとリール・エンターテインメント・ホールディングスが所有する映画館を取得し、GSCの国内シェアは50%以上となった。
PPBグループは、映画館経営・映画配信のほか、農産物加工、消費者製品、不動産開発、公共事業などを手掛ける。
(ザ・スター、ニュー・ストレーツ・タイムズ、4月15日、ベルナマ通信、4月14日)