【クアラルンプール】 クラン港の貨物ターミナル、ウエストポーツのコンテナヤード(海上コンテナの一時保管施設)でコンテナ渋滞が続いており、運営会社ウエストポーツ・ホールディングスの生産性が落ちている。
中国・マレーシア合弁証券CGS-CIMBのアナリスト、レイモンド・ヤップによると、第4四半期(10ー12月)の純利益は低迷した前期並みの1億7,900万リンギ、通期利益は7%増の7億2,200万リンギが予想されるという。
渋滞の主因はベトナム、バングラデシュ向けコンテナが両国におけるロックダウンのため保管を余儀なくされているためだ。ヤードの利用率は95%。コンテナは最大限の高さまで積み上げられているため、下の方にあるコンテナを取り出すためには大変な手間がかかり、燃料消費も増えているという。
CGSーCIMBは通期のコンテナ取扱量を1.7%増の1,069万TEU(20フィートコンテナ換算)と予想している。
(マレーシアン・リザーブ、11月2日)