【ペタリンジャヤ】 来年1月から本格的に観光客の受け入れが再開されるのを控え、ホテル業界で労働者不足をめぐり経営者側と労組に意見の衝突が見られる。
マレー半島ホテル・バー・レストラン労組のルスリ・アファンディ事務局長は、国民はホテル労働に関心があるが、ホテルは低賃金で雇える外国人を雇用する傾向が強いと指摘。「外国人客はマレーシア人労働者からマレーシア文化を感じたいと思っている」と語った。
マレーシア・ホテル協会(MAH)のN.スブラマニアム会長は「従業員不足のため業界は来年の国境再開に十分対応できない。国民はホテル労働を汚くきついとみており、これが労働力不足の原因だ」と語った。
ルスリ氏は、国民がホテルの仕事に関心を持てるような報酬体系にすべきとの意見だが、MAHのヤップ・リップセン最高責任者は、若い世代は望みが高すぎると反論した。
(フリー・マレーシア・トゥデー、11月19日)