【クアラルンプール】 選挙委員会(EC)は24日、新型コロナウイルス「Covid-19」感染拡大を受けて開催が延期されていたサラワク州議会(定数82)選挙について、12月6日を公示日、12月18日を投開票日とする選挙日程を明らかにした。

サラワク州議会は今年6月7日に解散することになっていたが、1月に発令された非常事態宣言の適用を受けて州議会の任期が延長された。全国規模の非常事態宣言が9月1日で解除されたが、州議会選挙が行なわれると新型コロナウイルス「Covid-19」の新たな感染拡大を引き起こすことが懸念されたことから、サラワク州のみ来年2月2日まで宣言が延長されていた。

コロナ流行が終息に向かったことを受けてアブドラ国王の同意の下、11月3日付けで非常事態宣言が前倒しで解除され、これを受けてアバン・ジョハリ州首相が同月5日、州議会解散を宣言していた。

解散前のサラワク州政権は、連邦政府と協力関係にあるサラワク政党連合(GPS)が82議席中67議席を掌握していた。

(マレー・メイル、東方日報、11月24日)