【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 マレーシア日本国際工科院(MJIIT)は23日、パナソニック・アプライアンシズR&Dセンター・アジア・パシフィック(PAPRADAP)と共同研究ラボを開設。23日に開所式を行った。

今回開設したパナソニックとの共同研究ラボでは、MJIITの微生物機能代謝工学講座(Memobio iKohza)と連携。東南アジア地域特有な諸問題を解決することを目的として、公衆衛生に関する研究、特に熱帯地域特有な有害微生物や有害物質の除去に焦点を当てた共同研究を行っていく予定だ。

PAPRADAPの石丸社長は、マレーシア、アジアに特有の菌やカビなどの分析など、マレーシアに貢献できる商品開発や技術開発などを実施したい考えを示した。

MJIITと日本企業との共同研究ラボの設立はこれで6件目。MJIITはこれまでに▽高砂熱学工業▽リバネス▽ローム・ワコー・エレクトロニクス・マレーシア▽関通▽Delightex――の5社と共同ラボを設置している。