【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 新型コロナウイルス「Covid-19」の新たな変異株「オミクロン」(B.1.1.529)が世界各地へ拡大していることを受け、マレーシア保健省は11月27日付けで南アフリカ、ボツワナ、エスワティニ、レソト、モザンビーク、ナミビア、ジンバブエの7カ国への渡航を禁止した。
過去14日間の間にこれら7カ国の渡航歴のある外国人の入国を拒否する。またこれら7カ国から帰国するマレーシア国民及び永住者についてはワクチン接種状況にかかわらず強制的に政府指摘の施設における14日間の隔離措置がとられる。なお26日時点でマレーシア国内で感染は確認されていない。
カイリー・ジャマルディン保健相は26日、世界保健機関(WHO)が「オミクロン」を最も警戒レベルが高い「監視下の変異種」(VUM)に分類したことを受けて監視を強化していると言明。
「オミクロン株」は多くの変異が起きており、感染リスクが非常に高い、ワクチン効果を低減させる可能性があるといった指摘がされているが、まだ詳しいことは分かっていない。