【ジョージタウン=マレーシアBIZナビ】 格安航空会社エアアジアは10月30日、配車サービス「エアアジア・ライド」の運行をペナン島で開始した。
エアアジア・ライドはこれまで、首都圏とケダ州ランカウイ島でサービスを展開していた。アプリの「ライド」アイコンもしくはウェブサイトから配車予約ができる。
ペナン州のチョー・コンヨー州首相は、エアアジアが展開するアプリは配車サービスおよびEコマース産業に貢献をもたらすと言明。「エアアジア・ライド」の提供開始によりドライバーの雇用創出や、観光客に手頃な価格の移動方法をもたらすとした。また州内の小規模事業者やレストランなどに対しても、食事デリバリーの「エアアジア・フード」を活用することを呼びかけ、事業をデジタル化することで市場を拡大することができるとした。
エアアジア・ライド・マレーシアのリム・チュウシャン最高経営責任者(CEO)は、「エアアジア・ライド」の利用者は従来よりも10ー15%ほど安く移動でき、ドライバーは利用者が支払った料金の85%を報酬として受け取ることができると説明、フライト予約時に配車サービスも予約可能で、ドライバーも事前予約があることで仕事を確保し時間を節約できるとし、利用者とドライバー双方に恩恵をもたらす仕組みになっているとした。